歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

『病院スクランブル』 第36回 本棚

 

第36回 本棚

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2019年3月2日 京都天狼院

 

いつも以上に胸を弾ませて、中に入った。文章の勉強会も、いろんな知識のあるスタッフさんの話を聞くのも楽しい。今回は、それだけではないのだ。

 

”スタッフの本棚を紹介”

 

他人の本棚を観察できる、甘党の人間の前に置かれたケーキのような企画が開始されていたのだ。この企画をツイッターで知った日から、ずっと楽しみにしていた。1週間が、とても長く感じた。

 

どこにあるかな、と店内を見渡した。本棚はすぐに見つかった。1階のこたつ席の右奥に、前回はなかった背の低い本棚が見えた。私は歓喜した。



私は文章が好きだ。ご飯を食べない日はあっても、文章を読まない日はない。1分の信号待ちの間も、メールを読む。スマホにも50冊以上の本を常に確保、加えて1冊の書籍をカバンに入れている。充電切れ、および病院対策だ。検査室の近くでは電源を切らなければいけないので、紙の本は必須である。



そんな私が、常にチェックすることがある。

 

文章だ

本やチラシにパンフレットだ

滞在した場所にある、文章が書かれた紙だ

 

書店はもちろん、銀行でも、飲食店でも、友人宅でもチェックしてしまう。そして失礼でないなら、手に取る。本が最優先だが、なければチラシやパンフレットを読む。私にとって、文章は酸素である。

 

その場所に集った文章は、その場所をどんな思いで作り上げたかがクッキリ出る。飲食店なら、料理本が多そうだが実際は違う。マンガやビジネス書など、お客さんや主人の趣味が前回の趣味メインのお店がある。かと思えば、旅行やカメラなどの料理にプラス体験型のお店もある。置いてある本や広告を見れば、その場所が”どんな人が集まり””なにを目的にしているのか”が透けて見える。



個人の本棚も同じだ。その人の中身が丸見えである。一部の本を隠しても、無駄である。口元だけを隠しても、他人のふりはできない。

 

分析好きにとって、本棚は最高の材料である。

 

天狼院書店のスタッフさんは、どんな中身なんだろう?

 

野次馬根性だと自覚しているが、やめられない。

私の悪癖である。

 

 

 

 

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