歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

『病院スクランブル』 第43回 夜食

 

第43回 夜食

 

2019年3月3日 自宅

 

グラス1杯分のワインとはいえ、お酒はお酒だ。いつもより早い時間だが、眠い。だが寝る訳にはいかない。

 

空腹時に飲んでください

 

鉄分の錠剤の説明で、言われたからだ。薬といっしょに渡された紙にも、バッチリ書いてある。最後に食物を口にしてから、1時間しか経っていない。食後すぐに飲んでも、効き目はあるが半減すると聞かされているのに、ベッドに飛び込む訳にはいかない。

 

だいたい食後すぐに寝て明朝、苦しむのは自分である。寝起きに「胃が重い、お腹が痛い」とウンウン唸りたくはない。

 

私は夜食を取らない。”太るから”というわけでは、ないわけではない。しかし、一番の理由ではない。

 

消化器官を休ませたい

 

内蔵も機械と同じで、休ませないと傷んでくる。休肝日をすすめる医師が多いのも、同じ理由である。”断食”が体にいい、という説も否定できないな、と個人的に思う。

 

私の内臓は貧弱である。この前「80歳の高齢者以下じゃないか」と冗談で言われ笑顔で返したが、心では認めていた。検査結果を思い出すと、否定が出来ない。赤血球が縮んで酸素を送る能力が落ちている、この現状では否定するほうが難しい。他の臓器にも不安しかない。

 

この状況なので、内臓を”疲れさせない””適度に休ませる”は必須項目である。気をつけないと、ジョークではなく命が危ない。だから、私は夜食を取らない。

 

夜中にお腹がグーグー鳴るときもあるが、朝まで我慢である。たまに付き合いで、遅くに食事をした時は胃薬がセットである。

 

たまに身体を労っても、効果は薄い。日々の習慣こそが、体調を維持してくれる。だいたい3ヶ月位続けると、体の様子が変わってくる。

 

健康に近道はないのだ。

 

 

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