第57回 読み比べは人比べ
2019年3月6日 自宅
のんびりして、やっと頭がハッキリしてきた。今日が終わるまで、まだ6時間ある。本1冊は読めそうだ。
買ったばかりの本『心療内科に行く前に食事を変えなさい』を手にとった。
「精神病に食事が効く!」これを精神科医T先生に教えてもらい『うつ消しご飯』という本を読んだ。本の内容と、先生のアドバイスをミックスジュースのように混ぜ合わせ実践した。おかげで人生初と言っていいほど、身体が楽になった。
体調が良くなったなら、他の本を買う必要はない
私は、そうは思わない。もっと、元気になりたい。そう考えていたタイミングで、友人からお願いがきた。「自分が持っている本と『うつ消しご飯』の違いを教えてほしい」もちろん、喜んで引き受けた。
作家は姫野友美氏、TVによく出演されているらしい。たしかに、見覚えがある。それと内容は関係ない。プロフィールはサラッと流し、目次に目を通す。ふむ、大筋は『うつ消しご飯』と同じようだ。実用書の場合、目次を読めば、著者の言いたいことの80%は察せられる。小説のプロットのようなものを頭に入れ、内容に入った。
読みやすい。
医学関係なのに
とても読みやすい。
医学関係の本や栄養の本を読んだことない人、本を読むのが苦手な人でも入りこみやすくできている。はじめて読むなら、こちらのほうが良さそうだ。細かいところでは違いがあるが、重要なポイントは『うつ消しご飯』と同じである。
結果だけ知りたい人向け
食事が基本
『心療内科に行く前に食事を変えなさい』
なぜそうなるか
数字で知りたい人向け
食事+サプリ+プロテイン
『うつ消しご飯』
さすがTV出演機会が多い姫野友美氏、「どうすれば、わかりやすく伝えられるか?」が徹底している。サプリやプロテインを使いたくない、そんな人はこちらの方が良さそうだ。
逆に”食事から栄養が取り切れないほど弱っている”私のようなタイプは『うつ消しご飯』がオススメだ。サプリやプロテインの購入先まで記されている。特に牛乳でお腹を壊す人向けのプロテインはとても助かった。私は”ビーレジェンドWPI みんなの愛すココア風味”を愛飲中である。
やはり、本の読み比べはいい。並べて読むことで、知識が立体的になる。いろんな視点で知識を深掘りできる。1冊から得る情報がイラストとするなら、数冊の本から得る情報は3Dだ。
身体が元気な頃は、よく書店で流し読みをした。例えば経理を調べたいとする。経理コーナーに行けば、大きめの書店だと最低でも30冊はある。それをすべて流し読みをする。これだけでも基礎の知識が、おおまかにわかる。あとは自分がわかりやすいと感じた本の中から、基本がすべて載っている本を買うだけだ。応用編は次回に回す。
体力もお金も無かったからこそ、身につけた技だ。図書館や書店に通う体力も、何冊も本を買う財力もなかった。
たまに集中しすぎて6~8時間、ぶっ続けで立ち読みしてしまい、家に帰って高熱を出したこともある。最高連続立ち読み時間は12時間である。どう考えても、身体に悪い。本の世界に入り込むと、それ以外が何もわからなくなる。食事もトイレもしんどさも、別の次元に飛んでいく。黒子のバスケのゾーンみたいなものだ。
このクセは、今でも変わっていない。電話の呼び出し音やLAINの通知音にも気づかなくて、よく家族に怒られる。VR体験中みたいな状態なので、どう頑張っても気づけない。「ごめんなさい」と謝るしかない。
人間は完璧ではない。できないこともあると、許してほしい。私にできることは、ひたすら頭を下げる、ただそれだけである。
本を読み終えたら、いつも寝る時間に近づいていた。今日は久しぶりに自力で歩いた日だ。明日の朝、熱が出る可能性が高い。少し早いが、ベッドに入った。
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