歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったり生きる』

『病院スクランブル』 第58回 ネット小説はお菓子

 

第58回 ネット小説はお菓子

 

2019年3月7日 自宅

 

少し身体が重い。ベッドから出るのが、いつもより2時間以上も長かった。昨日、杖なしで歩いたのが響いたようだ。足腰が筋肉痛になっている。ちょっと動くだけでも、痛い。幸いなことに、体温は微熱だ。これなら、1日寝こまずに済む。

 

昼まで、ネット小説を読みあさった。メインは『小説家になろう』と『pixiv』だ。

 

寝たきりになる前は、本や電子書籍が50%、ネット小説が50%だった。だが体調が悪くなって、10~20万字の書籍を読む体力がなかった。自然とネット小説を読む時間が増え、一時はネット小説が90%になった。今は体調が回復しているので、ネット小説は30%ぐらいだ。

 

なお、ネット小説もジャンルはバラバラだ。ファン小説だって読む。私の基準は「面白いか、面白くないか」しかない。

 

ネット小説の最大の推しどころは、読みやすいことだ。熱でフラフラしていても、体中が痛くても楽しめる。1話が短めのストーリーが多いので、サクサク読める。意外性も豊富で「その発想はなかった」と驚かされることも多い。書籍に比べれば荒削りな作品が多いが、ダイヤモンドの原石のように輝いてみえる。

 

特に好きなのが「転生したらスライムだった件」と「淡海乃海(あふみのうみ)」だ。書籍化の前から、ずっと楽しんでいた。

 

どちらも出版が決まった時、期待と不安で心が荒れ狂う海の小舟になった。悲しいことだが、書籍化には2つの恐れがある。これまで楽しんでいた作品のネット公開終了、そして最大の恐怖が作品が面白くなくなってしまうことだ。

 

私の楽しみのひとつが、初公開の文章と書籍化した文章を読み比べることだ。作家の方々にとっては苦痛かもしれないが、やめられない。これができなくなるので、ネット公開を続けてほしい。

 

もうひとつの恐怖は、深刻だ。ネット公開中止は、悲しいけれど出版した本で補える。お菓子に甘みが足りなくて、少し満足度が下がるレベルの話だ。だが、作品が面白くなるのは、甘いお菓子にマスタードをぶっかけたかのような暴挙である。同時にネットに公開されていた元小説が読めなくなったら、もうおしまいである。楽しんだ記憶だけを抱えて、さよならである。

 

不安を抱えながら、出版の流れを追っていた。一読者の期待は裏切られなかった。どちらの作品もネット公開続行、書籍もより面白く、しかもエピソードが追加されていた。大勝利に、歓喜の雄叫びを上げた。『転生したらスライムだった件』と『淡海乃海(あふみのうみ)』の関係者の皆様、ありがとう。

 

悲しい思いもするけれど、やっぱり読むのをやめられない。ネット小説は私にとって、お菓子のような存在だ。

 

転生したらスライムだった件 14 (GCノベルズ)

転生したらスライムだった件 14 (GCノベルズ)

 

 

 

淡海乃海 水面が揺れる時~三英傑に嫌われた不運な男、朽木基綱の逆襲~五

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