『病院スクランブル』 変化はモザイク
2019年3月11日 自宅
朝、トイレに入って驚いた。なんか赤いモノが付いている。あぁ、生理が始まったのか。いつもの生理痛が無かったから、まったく気づかなかった。しかも色が違う。いつもは黒っぽい赤だったのに、今回は指の傷口から出血したかのような、鮮やかな赤だ。
これは精神科医T先生のアドバイスと薬により、タンパク質と鉄分を多くとったのが効いたようだ。同時に怖いことにも、気づいてしまった。私は今まで、身体から鉄分を絞り出して、生理になっていたのか。赤血球が小さくなったのも納得である。以前の血の黒さは身体の悲鳴だったのだ。最初の頃から黒っぽかったので、まったく気づかなかった。T先生に感謝である。
自分の異常は、自分自身では気づきにくい。変化は急激に起こることはめったに無く、だいたいは緩やかに変わる。他人ですら、毎日会っていれば、気づきにくい。モザイクがかかったかのように、ぼんやりとしかみえない。
だからこそ、毎日の数値チェックが欠かせない。毎日、記入しているから変化がわかる。感覚だけでは、身体の大事なサインを見逃す。そして病院で定期的にチェックすれば、大きな病気も発見されやすい。早く見つかれば見つかるほど、完治の可能性は上がる。ガンも早期発見なら、助かることが多い。
体調管理に数値チェックは、必須である。数値チェックのない体調管理は、採点のないテストと同じである。私の体にタンパク質と鉄分が不足し過ぎていたのも、病院で調べたからわかった。自分だけでは、絶対に気づかなかった。
毎月2週間、生理痛でしんどかった。そのしんどさから、解放された。とても幸せだ。洗濯の手間など、かわいいものである。これからもタンパク質と鉄分を多めにとろうと、私は誓った。
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