歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

『病院スクランブル』 心配かけないは、自分のため

 

『病院スクランブル』 心配かけないは、自分のため

 

2019年3月13日 自宅

 

ケーキを楽しんで一時間後、身体の調子がおかしくなってきた。全身が痛い。身体が熱い。座っているだけで、汗が吹き出してくる。本格的な体調悪化が来たようだ。「体調が悪くなってきたから、早めに休むね」と家族に伝え、ベッドに入った。

 

悩みを抱えている。

体調がおかしい。

眠れない。

 

大事な人たちにしんどさを隠すのは、だいぶ前にやめた。『心配をかけたくない』というのが、自分のエゴだと気づいたからだ。隠し通せるなら、いい。だが、大事な人であればあるほど、バレやすい。そして、相手を傷つける。「なんで、言ってくれなかったの」と。

 

過去に、私は泣かれたことがある。そのとき以来、しんどさを隠すのはやめた。心配そうな顔より、悲しむ顔の方が心に重かった。『隠しきれないなんて、軟弱者が』と自分を罵りたい気持ちにもなるが、大事な人たちのつらそうな顔を見るのはごめんである。

 

しんどさを素直に口に出すようになって、体調の悪さがましになった。隠すために、無理を重ねていたらしい。驚きの改善ポイントだった。大事な人たちも、過剰な反応をしなくなった。言わないことで、逆に心配を増やしていたらしい。しなくていい隠し事は、自分にも、相手にも優しくない。

 

家族の心配を減らすためにも、明日はゆっくりしよう。体調の回復を願いながら、眼をつぶった。

 

<<2019年3月14日に続く>>

 

 

 

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