歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

『病院スクランブル』 どん底から脱出するには?

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『病院スクランブル』 どん底から脱出するには?

 

2019年3月18日 自宅

 

憎しみにのまれない、最大の対策は幸せである。今の生活が楽しければ、憎しみが湧き上がっても抑えられる。記憶が蘇って涙が止まらなくなったり、悪夢にうなされて飛び起きることがあっても、現在に希望があれば負の感情に飲みこまれない。

 

問題はどん底の時、余裕が無いことだ。『幸せは、気づくもの』だが、体中が痛かったり、満足に食べるものがなかったり、安心して眠れない生活では、幸せを感じるのは難しい。ナイフを持った人間に追いかけられている最中に、幸せを感じろと言っても無理である。

 

どん底から這い上がる最初のステップは『逃げ』である。まずは心身の安全を確保するのが、最優先である。移住や転職など、すぐに環境が変える。変えられないなら、心だけでも非難する。

 

私は学年全員に、イジメられたことがある。相手の人数は50人を超えていた。ほとんどの先生は、見て見ぬふりである。転校するまでの1年半、『逃げ』で乗り切った。いるだけで殴られるので、授業時間以外はすべて危険だった。だから休憩時間中は、職員室の前か女子トイレにいた。イジメがエスカレートしそうな時は、体調不良を理由に休んだ。同じ内容イジメは、やる側が飽きるので変化していく。内容の変化は、やられる側からは悪化だ。素手の殴りが、道具を使った暴力に変わったりする。だから、休むことで飽きないようにした。

 

体中が痛い時や、空腹がつらい時は意識を逃した。物語の世界に入り込むことで、痛みやつらさをごまかした。楽しい時間は早く感じるが、苦しい時間は長く感じる。痛みや空腹を感じるよりも、物語の世界を楽しんだほうが1日が早くすぎる。

 

すぐに状況を変えられない時もある。何も考えずに動くと、状況が悪化する場合も多い。環境を変えるために、苦しい現状を我慢する。その期間を乗り越える技のひとつが『逃げ』である。『逃げ』には、相手の油断を誘う効果もある。

 

正面から向き合うことが、常にいいわけではない。『逃げ』も、人生には必要である。

 

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