『病院スクランブル』 子どもの問題は?
2019年3月19日 映画館
父と映画館で『運び屋』を観た。仕事に優先し、家族との関係がおかしくなった年老いた男性が、人生を見つめ直す話だった。いつも通り、泣いてしまった。自分を受け入れてから、涙もろくなった。映画にハンカチが欠かせない。
『運び屋』を観て、思う。人は不器用なんだな。父はパチンコにのめりこむ前、ストレスと忙しさで胃がんになった。胃を3/4も切り取った。一時はガリガリで、しんどそうだった。父も当時、いろいろ抱えていたのだろう。『運び屋』を観て、思うところがあったようだ。雰囲気が沈んでいる。なぜかは、聞かなかった。
親も、教師も、上司も人間だ。
完璧でも、強くもない。
私が現在、心身に爆弾のような症状を抱えている。その原因に、父が大きく関わっている。だが、責める気はない。きっと、父も必死だったのだろう。あの時は自分の子供を気づかう、余裕がなかった。
痛ましい事件、特にイジメや虐待などの子供が犠牲になた事件を知るたびに思う。子供の世界は、大人の世界の鏡だ。大人の世界が荒れるほど、子どもの世界も荒れる。子どもの問題は、大人の問題なんだ。
家庭や学校だけで解決するほど、甘くはない。
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