歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

『病院スクランブル』 判断基準は、朝礼

 

『病院スクランブル』 判断基準は、朝礼

 

2019年3月23日 自宅

 

毎日、ヘロヘロでも続けている習慣がある。文章を書くことだ。最低でも、600字は書いている。その最中に気をつけていることが、いくつかある。『わかりやすさ』と『文章の長さ』だ。

 

難しい文章も長い文章も、読解に時間と体力を使う。活字中毒の私でも、しんどい時は避ける。寝たきりの時は、300ページの本ですら無理だった。朝礼の時に歓迎されるのは、わかりやすく短い話だ。

 

セミナーや講演会に参加する時、いつも尊敬する。長時間、聴衆を惹きつけるのは至難の技だ。3時間ぶっ続けでも飽きさせない、そんな方もいる。内容がすごい、話し方も絶妙、何より熱意が違う。黙っている時は普通の人なのに、口を開いた瞬間に大きく見える。エキストラが、主人公に早変わりである。

 

プロだと感じるのは、言葉にひとつも無駄がない点だ。「前振りかな」と思った雑談が、最後まで聴くとメインテーマにつながっている。推理小説のように、何気ないエピソードが核心のヒントになっている。

 

だからこそ、話す時は短くを心がけている。長時間、相手の話を聴くのはしんどい。面白ければ大丈夫だが、そんな自信はない。ただし、最優先は『わかりやすく』である。短くても、伝わらなければ意味がない。これは、文章でも同じである。

 

古典を読んでいて、気づいたことがある。文章のテンポと、時代の流れは比例している。古事記や源氏物語などの日本文学だけでなく、ギリシャ神話なども現代の物語に比べれば、展開がゆったりしている。これはラジオやTV番組、映画なども同じである。

 

現代は、時間間隔が早い。古代が各駅停車なら、現代はリニアである。そんな時代は、会話も文章も短めの方がテンポが合うのだろう。ツイッターやLINEやチャットが強いのも、時代の流れにあっているからかもしれない。

 

長い言葉の場合、変化をつける工夫が必要だ。

 

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