「早送り人生だね」
2019年3月28日 友人宅
お菓子を食べながら健康になろう、そんな会がはじまった。女性限定なので、話題も女性特有の健康話が多くなる。その話が更年期に流れた。きっと会の平均年齢50代が原因だろう。自分の行く道をリアルに感じられて、とても勉強になった。これだから、年齢の離れた友人はありがたい。これは年上、年下は関係ない。自分の立ち位置と違えば違うほど、面白い話が聞ける。
1時間ほど過ぎたころ、友人が私を初対面の人に紹介してくれた。その中で、こんなフレーズが飛び出した。「まるで早送りのような人生だね」紹介を聞いた人のコメントである。自己紹介の時に使いたい、即使用許可の交渉に入り了解を得た。
キャッチコピーやタイトルなど、インパクトのある言葉が必要な場面は多い。それを自分の頭だけで作り上げるのは、富士山の頂上に1日でたどり着くより困難である。何かの助けがあると、どこでもドアをくぐるノリで決まる。
私の『歩くリトマス試験紙』という通称も、友人の「食べた物や塗ったものの影響がすぐでるなんて、リトマス試験紙みたいだね」発言がきっかけである。自分では、絶対に思いつかなかった。本を読んだり、川の流れる側を歩いている最中にふっと思いつくこともある。うんうん机の前で考えていたら、いつまでも出てこなかっただろう。
誰かの発言がきっかけの場合、私は使用許可を取ることにしている。別に法律上は、雑談中の話題を使っても問題はない。だが、トラブルになる可能性は0ではない。なにより、私が気持ちよく使えない。だから、毎回「使ってもいいですか?」と聞く。現在のところ、許可率100%である。
自分の脳だけでアイディアを出そうとすると、どこかで行き詰る。私がネタ切れがないのは、多くのものに助けられているからだ。助けを借りることは、悪いことではない。ただし気配りと法律を忘れると、痛い目にあう。
トラブルは避けきれない。だが、減らすことはできる。
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