かむ、お手軽健康法
2019年3月29日 会議室
本日のセミナーは二部構成だった。最初は女性、次は男性の順番だ。女性の話すテーマは、食の入門編だ。お皿が配られ、そこに豆を2つ置かれた。よく観察すると、節分にまく豆に似ている。ここで女性の話すネタの絵が、映画のように頭に映し出された。食と硬いもの、この組み合わせの行きつく先はひとつしかない。予想は外れていなかった。
「よく、噛みなさい」
この言葉は、よく聞く。だが、出来ている人は少ない。10回も噛まずに飲み込む人も多い。そんな忘れられがちな『噛む』のまぶしいほどの効果を、とても丁寧に豆を噛みながら教わった。
「噛めば噛むほど、脳が活性化しますよ」
「たくさん噛むことで増える唾液は、消化を助けてくれますよ」
「噛む回数が増えると満腹を感じる部分が刺激されるので、食べすぎを防げますよ」
覚えきれないほどの効果を伝えられ「これからは『噛む』回数を増やそう」と思わされた。後に歯医者で「よく噛んで唾液を出すと、虫歯の確立が減りますよ」と教えられ、その意識はさらに高まった。
『噛む』にお金はいらない。体力も、気力だっていらない。ただ食事をする度に、いつもより多く噛めばいいだけだ。なお、いきなり増やすのはおすすめしない。顎がだるくて、食べるのが面倒に感じた。大失敗である。
『噛む』回数を増やすと、食事をより美味しく感じる。唾液にも消化成分がある。例えば米だと、分解されて糖質になる。舌に触れると、甘みの信号が脳に伝わる。美味しさは、楽しい食事に欠かせない。
食事をしない人はいない。それに付属している『噛む』という行為、これを大事にするかどうかで、健康度は大きく変わる。
日頃の動作は、10年後の健康に現れる。
噛めば噛むほど幸せになる「歯と老化」の話 (impress QuickBooks)
- 作者: 丸茂義二
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2013/10/10
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
↓ ランキングに参加中です。