保険は必要なのか?
2019年4月2日 自宅
へろへろだったが昨日よりは歩ける。少しは運動を、と思い1階のポストを見にいった。予想通り、郵便物が貯まっていた。早急に確認するものはなかったが、重要なお知らせはあった。火災保険の更新だ。
「各種保険は必要なのか?」、よく相談される。元保険外交員だったからだ。私の答えは、いつも変わらない。「必要だが、ほとんどの人は保険料を払いすぎ」車と住居、医療の保険に入らず困る人は多い。死亡保険は、家庭の状況で必要金額が変わる。独り身で死亡保険金2,000万円は必要ないが、子供のいる家庭で貯金が少ないのに死亡保険金300万円は少なすぎる。
今この瞬間しか、人は生きられない。あまり未来を心配しすぎるのは、エネルギーの無駄遣いである。だが、何の備えもしないのは無鉄砲すぎる。賃貸住宅での火災や車の事故で、賠償金が払えず破産した人がいる。貯金も医療保険も無く、重病なのに入院できなかった人がいる。保険に入らなくていいのは、どんな損害賠償や医療費を請求されても払える人だけである。
保険は、予備パソコンのようなものである。書類の締め切りが明日で完成度が60%のときに、仕事に使っているパソコンが深夜に壊れたとする。ネットカフェに駈けこもうにも、守秘義務があり使えない。借してもらえそうな友人、知人もつかまらない。深夜にあいている電気屋も近くにない。結果、締切が守れず信用が下がった。「予備パソコンがあれば防げたのに」後悔までの流れは、保険に加入していなかった場合と同じである。普段使わないからと、備えていなければ痛い目にあう。
『備えあれば患いなし(そなえあればうれいなし)』保険料の払い過ぎは、できるだけ早く見直した方がいい。けれども高層ビル100階の窓を命綱なしで拭いているような無保険状態は、あまりにも危険すぎる。
落下してる最中に、命綱をつけることはできない。
<<2019年4月3日に続く>>
↓ ランキングに参加中です。