焦りは、足元の石である
2019年4月5日 自宅
やっと熱が下がってきた。ぼけぼけだった頭の稼働率も50%は戻った。「なぜ、体調を崩したか?」と考える余裕ができた。
焦り
今年に入ってから、生活が大きく変わった。昨年とは比べ物にならないほど、他者との交流が増えた。無意識に、周りと自分を比較していた。体力なし、目立った学歴なし、文章も何年も執筆している人とはレベルが違う。追いつこうにも、体は治療中の身で無理はできない。半病人ではなく、検査結果が示しているのは病人だ。
進むべきステップは見えているのに、じりじりとしか進めない。一歩どころか、半歩ずつも精一杯な自分に苛立っていた。その苛立ちからくる焦りが、心身のバランスを崩していた。
どうしようもないことで、足をひっぱられる。
我ながら、まだまだ未熟だな。
本格的に体調が崩れるまで気づかなかった。いや、気づきたくなかったのだろう。だって、焦る自分はかっこ悪い。私は見栄っ張りなのだ。涼しい顔で課題をこなすのが理想である。現実はニコニコの裏で、のたうち回っている。
焦りに気づいたことで、吹っ切れた。どれだけ望んでも、健康な人のようには動けない。なら今の自分をベースに、出来ることを続けるだけだ。上ばかり見て焦りの小石に躓くよりも、足元をしっかり踏みしめながら歩く方が確実である。焦りは冷静さを失わせる。冷静さのない判断は、トラブルを呼ぶ。
焦りのキグルミは、視界も行動力も奪う。
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