歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

『病院スクランブル』 未来は霧

未来は霧

 

2019年4月6日 自宅

 

相変わらず、今日も体調はぐだぐだである。今晩は京都に予定があるので、寝ているわけにもいかない。鎮痛剤の助けを借りて、なんとか昼までには起き上がることができた。

 

「未来がわかったらな」と思ったことがある。だが今では、見えなくてよかったと感じている。あんな修羅場が前もってわかっていたら、心が折れていた。そして嬉しい出来事は、サプライズだからいい。わかることが、なんでもいいとは限らない。明日の体調が知りたい、とたまに願ってしまうが。

 

未来は霧に覆われて、どれだけ目を凝らしても見えない。それでも薄ぼんやりした大気に映る蜃気楼のような理想を目指して、歩くしかない。どんな蜃気楼が映るかだけは、こちらに選択肢がある。

 

このイメージという名の蜃気楼が、未来と完璧に同じになることがある。毎日イメージトレーニングをすると、蜃気楼が徐々にくっきりしてくる。ぼやけていた映像が8K画質の鮮明さに変わる。すると、未来予知と同等のレベルになっている。

 

最近、AIの本を数冊ほど読んだ。そこで分かったのは、AIの発展のすごさだけではなかった。思考能力は、最高の科学者でも仕組みがわかっていない。脳は、まだまだ不思議が詰まっている。

 

どんな未来を引き寄せるか、それは個人の意思で選べる。厄介なのが、夢が叶うとしても予想通りには来ないことだ。だから、ほとんどの人は叶う前に諦めてしまう。あと一歩で届く位置にいても、ゴールテープは見えない。先頭走者が視界の外でも20キロでじりじりと追いつくマラソン走者のような、粘り強さが必要となる。

 

踏みとどまれる人は、夢を叶える人である。

 

AI vs. 教科書が読めない子どもたち

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