歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

『病院スクランブル』 自考力の鍛え方

自考力の鍛え方

2019年4月6日 自宅

なぜだろう。頭のスイッチの半分以上が消されている。ぼ~っとしているのに、アイディアが浮かんだ。霧のように消えてしまう前に、メモ帳代わりの印刷ミスした用紙の裏に書きこむ。自ら考えていない時ほど、アイディアは訪れる。

 

AIと共存できる人であるためには、自ら考える力が必要だ。これを身につける必要はない。子供の頃には、みんなが持っていた能力だ。暗記型や答えがひとつ型のシステムに押し流されて、隅っこに隠れているだけである。忘れてしまった人も、意識して訓練すれば戻ってくる。

 

頭を鍛える方法に、読書をすすめる人がいる。活字中毒としては「賛成」と言いたいが、冷静な自分が「一部の人間向きすぎる、アウト」と言っている。文章を理解する能力がAI並みにない人がいる。別に問題はない。そういう人は音や絵、運動など才能がある分野で磨けばいいだけだ。誰にでも当てはまる訓練方法はない。だが、誰にも当てはまらない訓練方法もない。やり方にこだわり「できない自分は思考力がない」と思いこませる方が大問題である。

 

アインシュタインはドイツの学校では成績が悪かった。しかし、彼に思考力がないと言えるだろうか。言えるはずがない。ドイツの学校の教育がアインシュタインに合わなかっただけだ。同時に、ドイツの学校の教育が悪いとも言えない。もし教育がダメすぎたなら、EUでも存在感があるドイツの国力はない。ただの相性問題である。

 

自考力を鍛えたいなら、まずは自分に合った訓練法を探す。「自分に最適な方法はなんだろう?」この問いに答えを出すだけでも、自考力は鍛えられる。なぜなら、自分自身にしか出せない答えだからだ。他人の答えは、参考にしかならない。

 

どうしても見つからない。そんな時は、瞑想がいい。脳はぼんやりしている時に、記憶の整理をしている。同時に、自分が抱えている疑問の答えを探している。ぼんやりモードになるには、考えている意識を、紙のように薄くしなければいけない。呼吸だけに集中する瞑想は、ぼんやりモードに入りやすい。じっとしていると落ち着かない人は、運動や掃除もいい。自分の意識がフラットになる瞬間が訪れればOKだ。「自考力の訓練法を知りたい」と一度でも真剣に願えたら、あとはぼんやりモードの脳に任せる。

 

ぼんやりモードは、『失せ物は、忘れた頃に見つかる』の根源である。

 

<<2019年4月7日に続く>>

 

 

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