歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

【病院スクランブル】映画『キングダム』はチーム戦

映画『キングダム』はチーム戦

 

2019年4月19日 映画館

 

連載第1話から読んでいた作品『キングダム』が実写映画化する。株式相場のように上下する期待を抱えながら、上映する日を待っていた。最も不安だったのは、ワンピースのように不思議な体格と武器の敵の登場シーンだ。。プロローグの時代は暗殺者、しかも暗殺に向いてなさそうなスタイルの敵が出てくる。観客を置いてけぼりにせず、人間離れを演出できるのか。はじめてお化け屋敷に入る子供のような気分でチケットを購入した。

 

開始15分で泣かされた。

 

過去最速である。違和感なんぞ欠片もなかった。へんてこな武器も人としておかしい体型バランスも、漫画のままだった。あまりにリアルだったので、泣いた時点で漫画のことを忘れていた。ただ作品の描く世界を受け入れるのみだった。

 

上映後も作品の余韻が抜けきらず、誤って男性トイレに一歩入ってしまった。「ごめんなさい」とすぐに引き返したら、共に来た友人が爆笑していた。気づいていたなら、止めてくれ。

 

そんなトラブルもあったが、来てよかった。観ているだけで体温と心拍数が上昇する作品だった。何より熱くなったのが、お互いへの信頼だ。メインキャラの3人は出会ったばかりだ。しかも生きてきた世界がまったく違う。共通点は秦(しん)に住んでいることと若さぐらいしかない。一人では生き抜く力のない3人が、お互いの強みを活かし合うことで命の危機に対抗していく。チームの素晴らしさを教えてくれる作品だった。王道の良さを思い知らされた。

 

王道は、人間の心理が変わらない限り永遠だ。

 

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