歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

【病院スクランブル】情報が通販化した社会を過ごすには?

情報が通販化した社会を過ごすには?

 

2019年4月20日 自宅

 

今日は実り多い日だった。海外生活が年単位な人たちとの交流で、思いこみがいくつも壊れた。文章ゼミで新たな技法を学んだ。少しは成長できた気がする。代わりに、自身の足りなさもたくさん見えた。世界をみる視界が狭い。海外の現地情報もさっぱりだ。文章の技法なんて、周りに比べれば赤ちゃんのよちよち歩きだ。学べば学ぶほど、未熟さに背筋を伸ばす毎日である。

 

今の日本は、有益な情報が簡単に手に入る。ネットが普及する前だったら何十万円もする、むしろ知る方法がなかった情報を無料で得ることができる。いつでも、どこでも、通販のように手元に必要な情報がクリックするだけで届く。消化しきれないほど、種類も量も豊富だ。現代を生きる人に必須なのは、情報を覚える能力ではなく、情報を探しだし分析する能力だ。

 

情報量は日々、増加している。情報が増えるスピードすら、加速している。同時に、情報が利用できなくなる”消費期限”の近さも縮まってきている。情報の価値が株価の変動のように、変化することもある。だからと言って「疲れるし無意味だ」と情報を遮断したら、生活ができなくなる。

 

「AIに任せればいい?」残念ながら、現在使われているAIに文章を把握する能力はない。アメリカで論文の成績評価に利用されているシステムでさえ、「丸暗記を高評価」「AIの評価が高かった言葉を多く使えば、中身がデタラメでも高得点」などの問題が起こっている。ルールがある文章ですら、実用化されているAIでは理解できない。ルール無用のネット情報の判断を任せるなんて、無謀が過ぎる。

 

必要な情報は、自分で集めるしかない。私の集め方は3ステップだ。基礎を学ぶ、信用できる情報源を探す、定期的にチェックするだ。

 

適切なキーワードや問いを思いつくために、まず最初に基礎を抑える。的はずれなキーワードや問いからは、ほしい情報が探せない。間違った理解を元に探した場合、ウソの情報を本当だと思いこむ場合もある。それでは意味がない。おまけに基礎となる情報は、消費期限が長い。内容によっては、他に応用できることもある。同じ分野の情報が更新された時も、パワードスーツのように基礎の学びが習得の手助けをしてくれる。基礎を学ぶメリットは大きい。

 

次に基礎を判断基準にして、信用できる発信者を探す。自分の専門分野でない限り、最新の情報を掴み続けるのは不可能だ。だから、代わりに教えてくれる存在を探す。これはネットに限らない。特に税と法の専門家は、対面で相談できる相手を見つけておくと

人生の難易度がベリーハードからノーマルにまで下がる。相談する時も、基礎の学びがあるとより深く専門家に教えてもらえる。専門家の多くが不満に感じるポイントは「自分の専門分野の価値をわかってもらえない」「素人の勘違いを訂正するのが面倒だ」「報酬の支払いを渋る」である。基礎を学んでいるだけでも、3つのうち2つは潰せる。これはネット上でも変わらない。

 

最後に定期的なチェックだ。今がいいからと油断はできない。情報の質が低下することがある。一番多いのが、お金儲けパターンだ。情報の質が変わらないなら、問題はない。高すぎると感じるなら、別の情報源を探せばいいだけだ。厄介なのが築いた信用を利用して、ウソの情報でお金を吸い上げるpターンだ。他にも、所属が変わって八方美人な情報しか流さなくなったり、性格が急変して批判だけの発信になることもある。「この発信者は信用できるか?」の定期的なチェックは不可欠だ。

 

情報に振り回されるか、利用するか。「面倒だ」と一切をシャットアウトできれば楽だが、それを許してくれる時代ではない。防げないなら対策するしかない。自分に入ってくる情報の量と質をコントロールすること、それが個人ができる対策だ。すべて受け入れていては、頭がパンクしてしまう。そうなる前に、情報のハンドルを自分が握ればいい。

 

食べたもので、身体はできあがっている。

 

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