歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

【病院スクランブル】調子ノリは墜落の一歩手前

調子ノリは墜落の一歩手前

 

2019年4月21日 自宅

 

友人が面白いカードを紹介していた。『神様カード』という日本の神様を模したカードで、占いの道具らしい。せっかくだからと占ってくれた。出たカードは”伊邪那美命(いざなきのみこと)”意味は、決意と感謝だ。これは、警告の意味だと察した。友人よ、ありがとう。

 

「自分の力で、ここまできた」他者への感謝を忘れ、自身の能力のみを頼みだすと近々大失敗する前触れである。なんでも思い通りになると考え出すので、トラブル対処への意識が落ちるのだ。防災対策なしに、自然災害の被害を食い止めることはできない。

 

学校の試験ならば、努力が結果と連動している。成績が頭打ちしたとしても、プラスの影響0はまずない。だが大会での勝敗や営業成績など、結果に他者の能力や意思が大きく関わりだすと、努力が結果に反映しにくくなる。自己の成長があっても、周りがそれ以上に伸びれば成績順位に変化はない。むしろ、落ちることだってある。逆に、人のめぐり合わせや運で努力なしに好成績を得ることがある。「努力をすれば、なんでも叶う」ほど、世の中は単純ではない。

 

だいたい、人間は一人で生きられない。水道も電気もガスも、頑張ってくれている多くの人がいるから簡単に利用できる。自分だけで用意しようとすれば、大変な手間と費用がかかる。人の社会はお互いに助け合っているからこそ、止まることなくクルクル回っている。

 

どんな夢でも、目標でも、叶えるためには他者の協力が不可欠だ。それなのに感謝をせず「自分だけで十分だ」と考え出せば、風の助けがなくなったツバメのように落ちてしまう。なんでもできる神のような存在だと勘違いは、周りにも伝わる。そんな全能感持ちの人は、態度にも言葉にも傲慢(ごうまん)さが現れる。そんな態度をとられて、嬉しいのは信者ぐらいだ。信者ではない人は離れていく。

 

トラブルへの意識が薄れ、他者に助けられている事を忘れ、周りの協力がなくなっていく。これで大失敗を避けようとするのは無理がある。成功者が破産するのは、ほぼこのパターンだ。だいたい日本神話では、神様だって協力しあっている。

 

目標を達成するには努力が必要だ。だが努力が実るかどうかは、自分ではコントロールできない。結果には、他者の意思が大きく関わってくる。周りが離れていく言動をする人は、落とし穴の上で綱渡りを続けるようなものだ。いつかは墜落する。それが嫌なら、「いつも誰かに助けられている」との感謝を忘れてはいけない。

 

道を歩けるのも、重力のおかげである。

  

日本の神様カード

日本の神様カード

 

 

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