歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

【病院スクランブル】腹が立つ時はチャンス

腹が立つ時はチャンス

 

2019年6月22日 二次会

 

久しぶりにイラッとした。ゲームから始まりアニメに絵画、本も含めて罵倒した。利益にならないモノに時間をかけるのは無駄らしい。笑顔も声色も通常モードを保ったが目の色には自信がない。興奮とは真逆の血がサーッと落ちる感覚がした。これはまずい。感情がブチ切れ寸前だと理解できた。こういう時は観察モードに切り替える。大変失礼な行為だが、相手を人から観察対象に認識を変える。「なぜ、この人はこの発言をしたのか?」じっくり眺める。自分と反対に近い存在なので、思考実験としては最高の対象ではある。ストレスでカルシウムが消費された分、考え方の幅を広げるきっかけにさせてもらった。キレかけると思考がブラック寄りになる。悪い癖だ。

 

「一緒にいるだけでイライラする」、どうしても気に食わない存在はこの世に存在する。食の好みよりも根深く、合わないものは合わない。避けるのが最善手ではあるが、出来ないときも多々ある。そういう時は見方を切り替える。

 

腹が立つ相手、これは2パターンに大きく別れる。ひとつは価値観が合わない場合、もうひとつは同族嫌悪だ。どちらからも学べることはある。

 

価値観が違うパターンは、世の中を観ているレンズが違うのだ。天体望遠鏡と電子顕微鏡の観ている世界が重なるはずもない。レンズという共通点はあっても見えるものが違いすぎる。だからこそ、新たな視界を手に入れるチャンスだ。自分の見えていなかった場所が相手のレンズを使うことで、スマホのカメラで解像度を切り替えたときのようにくっきり見えるようになる。たまに合わなくてぼやけることもあるが、ぼやけたという結果は残る。使えなかった、という記録も必要な情報だ。

 

同族嫌悪はなかなか厄介なものだ。ある意味、自分でも嫌だと思っているダメな部分を鏡に映し出されたようなものだ。「自分に腹が立っていたんだ」と認めるのも難しい。弱点ならまだしも、醜悪な部分なら目に入っただけでも気分を害すだろう。逆に言えば、自分を成長させるチャンスだ。目の前にダメな実例が現れ、周りの人がどう感じているかを味わった。修正するには、もってこいの機会だ。

 

腹が立つのは気分がいいものじゃない。だが、同時に成長のチャンスでもある。視野の狭さも、直した方がいい悪癖も自分一人で気づくのは難易度が高い。イラッとするのはレベルが上がるチャンスが来たお知らせのようなもの、成長できれば御の字だ。もし成長につながらなくても、ムカつく相手のことを延々と考えるよりもストレスはたまらない。ただでさえ怒りで自律神経に悪影響なのに、自分で追い打ちをする必要はない。

 

事実は選べないが

自分への影響は選べる。

 

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