歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったり生きる』

【病院スクランブル】なぜ要望が却下されるか?

なぜ要望が却下されるか?

 

2019年7月2日 市役所

 

「なんで無理なんだ」

 

窓口で初老の男性が怒鳴っている。10m離れた場所でも届きそうな声を上げている。隣の窓口にいる私には内容が筒抜けだ。補助金を前年と同じ額もらい続けようと要求しているらしい。にこやかに雑談しながら手続きをお願いしている、こちらとは真夏の太陽と秋の日差し並みの違いがあった。もし体感したら風邪をひきそうな温度差だ。

 

要望というのは自分のことだけを考えていては通らない。仮にジタバタ大騒ぎして希望が通っても、その後の悪影響が割に合わない。問題なく要望を通そうとするならば、様々な下準備が必要だ。

 

例えば年金の免除申請の場合、行政サービスセンターに行ったら無駄足だ。年金事務所に足を運ぶ。詳しく調べたい時は、市役所ではなく日本年金機構のHPを覗く。自分の年齢、収入、家族構成で申請の内容が変わる。その内容に納得いかないからと年金事務所にいる人を責めても意味がない。目の前の人には内容を決める権利がないからだ。自身の印象を下げるマイナス効果しかない。

 

ちょっとしたアドバイスをくれるか、穏やかに対応してくれるか、書類が二度手間にならないよう問題点を指摘してくれるか、親身になってくれるかの差はこちらの対応で決まる。窓口の人も感情がある。役所では相手がどうであれ公平に対応するのが決まりだが、決められた範囲外の行動は無意識に差が出る。もし腹が立つ対応をされても受け流すのが賢明だ。怒りを表せば、やんちゃをして内申点が悪くなって受験で困る学生のようになるだけだ。ハローワークでよく見かける。

 

闇雲に要望を出しても却下されるだけだ。やり方が悪いと、時間とお金と体力を使って信用を落とす。そんな虚しい結果になる。避けたければ入念な下準備は必須だ。「どこに」「だれに」「どのように」、せめてこれぐらいは抑えたい。ただし、言い方が悪いと下準備がどれだけ綿密でも台無しになる。礼儀正しく、穏やかなだけでも要望が通る確率は上がる。

 

「舐められるんじゃないか?」との心配は無用である。迫力があるなら丁寧な方が相手への心理的圧迫は強い。逆に、私のように見た目の迫力0な人間が荒い言葉を使っても滑稽なだけだ。どちらの場合でも言葉づかいがきれいな方が有望である。脅しは敬語からはじまる。

 

交渉にはルールがある。

どれほど理不尽な場合にも。

 

交渉術 (文春文庫)

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