趣味は健康につながる
2019年7月30日 自宅
やっと体調と時間に余裕ができたので、半年ぶりに『刀剣乱舞』に熱中した。楽しかった。無性に楽しかった。どれだけ世間で「無駄だ」「目に悪い」「依存症になる」と言われようとも、やっぱり私はゲームが大好きだ。個人的に疑問がある。私はジャンルを問わずゲームが好きだ。囲碁、将棋にトランプに花札などの古来からのゲームだけではなく、PSやDSなどのソフトゲームもPCゲームもアプリゲーもTCGと言われるカードゲームもそれぞれ好きだ。だからこそ思う。どれもゲームという括りは変わらないのに、世間の評価が違うのはなぜなのか? 本質的にはどれも変わらないのに。
趣味というのは好きじゃない人にとっては無駄の塊だ。時間と体力とお金の浪費としか思われない。だが、気にすることはまったくない。趣味の有り難さは、心身が弱るほど効いてくる。
中高年の老化についての講義を受けたことがある。心理学の視点がメインだったが、筋力についても話題は広がった。その中で面白いデータが紹介された。65歳以上の人たちの運動能力を調べた。そして、質問を3つした。
「健康のために筋トレをしていますか?」
「趣味で社会的な活動をしていますか?」
「ボランティアなどの他者のために活動をしていますか?」
結果は驚きだった。当然ながら、3つともイエスだった人たちが最も運動能力が高く、逆に3つともノーの人は数値が低かった。予想外なのは、イエスが1つだった人たちの結果だ。筋トレをしていた人たちの方が、趣味やボランティア活動をしているが特に運動をしていない人たちより運動能力の平均が低かった。運動のやり過ぎで体を壊し、同年代の平均よりも運動能力が低い人すらいた。他者との交流の大切さを教えられた講義内容だった。
体力が衰えても、大金がなくても楽しめる趣味は、人生というものさしで見れば利点がたくさんだ。話しベタでも趣味ならば会話が続く。自由に動けない身体だったとしても、インターネットを通して同好の士と交流が出来る。外出して楽しめるなら、身体の衰弱を食い止めてくれる。現在の体力を維持するだけなら、歩くだけでも十分だ。趣味の回復・維持効果は気力だけに効くものではない。
心の影響を避ける方法はない。
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