歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

【歩くリトマス試験紙の反応記録】気合を入れすぎるとコケる

気合を入れすぎるとコケる

 

2019年8月16日 自宅

 

「ちょうど節目だから、目標を立てよう」

 

私もよく思い立ち、そして何度も挫折した。「自分はなんて意思が弱いんだ」と落ち込んだ。今、考えると力を入れすぎたのが失敗の元だった。意思の弱さもまったく否定はできないが。

 

計画、特に長期的な計画になるほどテンションは上がる。あれもしたい、これもしたいと盛り込めるだけ予定を入れる。1日に英文を30フレーズ覚える。普段ほとんど運動をしてないのに毎日1時間は歩行する。冷静に考えれば、実行不可能な計画表を作ってしまう。そして、挫折して凹む。

 

新しい計画は、言い換えれば習慣を変えることだ。習慣を変えるのはとてつもなく大変だ。もし簡単なら、世の中に生活習慣病は存在しない。それなのに、新しい行動の計画を同時にいくつ実行しようとする。成功率が高いはずがない。

 

『習慣の変更はひとつずつ』

『小さなステップで始める』

『新しい習慣が身につくまで、他には手を出さない』

 

この3つの原則を押さえない計画はまず失敗する。けれども、年始など大きな節目で目標が1つでは物足りない人もいるだろう。そういう人は目標に優先順位を付ければいい。目標を書く数は10個でも、100個でも問題はない。ただ、同時に実行しようとすれば全てが中途半端になる。それを解決してくれるのが優先順位だ。

 

「やりたい気持ちが強いか?」

「必要なものは揃っているか?」

「今すぐにできるか?」

 

いろんな面から検討して、立てた目標に優先順位を振っていく。「やりたいけど、すぐにできない」モノもあるだろう。どうしてもやりたいならば、「今の自分でも目標を叶えるためにできることはないか?」と考える。1階から2階への階段を作るように、ひとつの目標を叶えるためのステップを計画する。どれほど遠い目標でも、できることはある。もし何もないなら、元から叶わない幻のようなものだ。

 

例えば今、借金が1,000万円あり1億円を動かせる資産家を目指していたとする。この状況でも、1日1円の貯金はできそうだ。お金持ちで節約ができない人はいない。節約ができない人は、どれほど資産を持っていても必ず孫の代までで没落する。貧困は辛く苦しいが、節約法を学ぶには最高の環境だ。ただし、食費の削り過ぎはおすすめしない。私のように「ご飯のおかずは調味料」「朝は塩で昼は醤油、夜はちょっと贅沢にうなぎのタレ」という生活は身体を壊す。運が悪いと、内臓や血管の機能に免疫力も低下が一生治らない。睡眠と食事は削るもんじゃない。

 

もうひとつ、大事なポイントがある。計画は修正しながら実行するものだ。「ちょっと続けるのは厳しい」と感じたら、迷わず中身を変えればいい。計画の成功は継続に懸かっている。たとえ大学合格のように達成予定日が決まっていたとしても、無理な予定は1年も続けられない。『軌道修正をしながら、いかにゴールにたどりつくか?』が目標達成のコツだ。大事なのは目標だ。計画はあくまで目標達成のツールでしかない。

 

柔軟じゃない計画表は頭の固い上司だ。

どちらも頼りにならない。

 

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