歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

【歩くリトマス試験紙の反応記録】負けるから強くなる

負けるから強くなる

 

2019年10月13日 自宅

 

負けた。

一方的に遊ばれた。

相手の手の上で踊らされた。

 

すごい。

 

今日は囲碁サークルに参加した。なぜか部長がニコニコしている。尋ねる前に教えてくれた。どうも囲碁教室を運営している、段持ちの方がいらっしゃるらしい。運が良いことに対戦させていただいた。

 

結果は三戦三敗、一勝もできなかった。ハンデをたくさんもらったのに手も足も出ない。自由に戦法を選ぶことすらできない。ただ敗北への道を歩まされる。完敗だ。

 

対戦の後、囲碁スキル上達への道を丁寧に教えてくださった。相手の思惑にのらない方法、きっちりと自分を守る方法、そして戦力分析の仕方だ。実生活にも応用できる教えだった。有り難い。

 

良いところがまったくなしで負けたのは悔しい。だが、最初からわかってもいた。とても今の自分では勝てる相手ではない。けれども、負ける気で対戦するのは性に合わない。相手にも失礼だ。勝負するときは全力を尽くす、たとえ負けると気づいていても。

 

負け続けるのは気持ちがよくない。けれども、面白くはある。勝てないということは、自分よりも能力が圧倒的に上な証拠だ。技術や心がけなど学ぶ場所が多いとも言える。真似をする相手として、これほどふさわしい相手はいない。悔しさと喜びを同時に感じる一幕だ。心から「負けた」と思える相手だからこそ、意味がある。

 

こういう考えは変わっているらしい。おかげで「新人さんとは戦い方を考えてくださいね」「あっ、この子は気にしなくていいから」と笑いながらコメントされる。望むところだが、その笑顔は気になる。どういう意味ですかな?

 

勝つことに執着する人は多い。だが、勝ち続けることはできない。どれほど強い人でもいつかは負ける。大事なのは敗北から何を学ぶかだ。敗北から学べる人は、真の敗者になることはない。

 

敗北は成長するチャンスだ。

負けた相手は教科書だ。

 

 

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