歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

【歩くリトマス試験紙の反応記録】保存食はいつも多め

保存食はいつも多め

 

2019年10月28日 自宅

 

「おいしい」

 

ふじ色好きの私でも戸惑う赤紫に染まった液体、とてもドロッとしている。けれども、炭酸水でカルピスのように薄めると、ぶどう飴のようなおいしそうな色に変わる。味は炭酸飲料よりもサラッとした甘味だ。心配していた、草っぽい香りもなくぶどうジュースに近い。

 

侮りがたし、赤シソ飲料(3倍濃縮)

 

この味ならばお酒で割っても、サラダのドレッシングやお菓子にも使えそうだ。今回はお試しで1本だが、次に買うときは3本は注文しよう。無添加でなければ、もっと買うのに。消費期限の短さ、この弱点はどの無添加製品も変わらない。長期保存ができる無添加製品は疑うことにしている。きちんと根拠が示されていれば別だが。

 

私は保存食を常にまとめ買いしている。もちろん、せっけんなどの生活必需品も多めに買う。私には最小限のもので生活するミニマリストは遠い世界だ。なぜ買いだめをするか? 

 

体力がない。

 

たった数メートル先の玄関に向かうだけでヘロヘロだ。外出しての買い物なんて月に数回だ。ネット通販ですら似たような回数だ。荷物を受け取る行為は、私にとって簡単ではない。

 

だいたい身体がしんどい時は1日中パジャマ生活だ。荷物を受け取ろうとしたら普段着に着替える必要がある。こちとら、線維筋痛症だ。着替えるたびに痛みとの戦いである。とても『ピーンポーン』の合図で着替えても間に合わない。だから、配達時間を指定する。そして、その1時間前に普段着に着替えて待つ。客人を迎え入れるような気合いを入れないと荷物を受け取れない。

 

突然の配達で、仕方なくパジャマの上に上着を羽織って扉を開けることはある。『毎回、それでいいじゃないか?』もう少しで玄関を開けられる。そのタイミングで不在連絡票を入れられたことが何度もある。私の声がビルに反響するほど聞こえやすい声でなかったら、どれだけ配達員さんに無駄足を踏ませたことか。急いで扉を開けようとして壁にぶつかり、あざができた回数は数えられない。

 

こんな風に通販も含めて、あまり買い物の回数を増やせない。だから、1回に買う量を増やす。買うモノも食料ならば保存がきくものが多い。食事の量が多くないのが、せめてもの救いだ。添加物が少ない商品は、似たような商品よりも高い。もし私が大食いだったら財政破綻だ。小柄な体でよかったと毎回思う。書店で棚の一番上の本を取ろうとするときは、まったく逆のことを考えるが。

 

「災害に備えて備蓄を」

「すぐに補充できるように」

「高くなる前に」

 

私のような例は少なく、ほとんどの人は念のために多めに保存食を購入する。このタイミングが問題だ。保存食が値上がりするのは、トラブル中や過ぎ去った後だ。つまり、備蓄とはとても言えない。特にトラブル後は危険だ。保存食を購入したのはいいが、そのまま仕舞い込んでしまった。いざ食べようと開けてみたら腐っていた。そんな笑えない話はよく聞く。『1年に1回は災害袋の点検をしましょう』なんて標語があるのは、消費期限忘れが主な理由だ。

 

日ごろから多めに買っているので、品不足の時は助かっている。手元にある程度の量があれば、買う時期をずらすことができる。それ以前に、私の体力では長時間並んで待つことなんてできない。たとえ並んだとしても、商品にたどり着く前に倒れて救護室に運ばれるだけだろう。遠くの店に向かう体力も、もちろんない。ナイナイ尽くし人間にとって、多めに買うこと健康管理に等しい。管理を怠れば命にかかわる。いっそ過剰反応であればいいが、1ミリの誇張もない切実な現実だ。

 

貧弱体質でない人は、備蓄に神経質にならなくてもいいと思う。足りなければ、買いに行けばいいだけだ。だが、水と食料は備蓄しておいた方がいい。特に水なしは持たない。1か月ほど食事なしは耐えられたが、水なしはおそらく持たない。極端なことを言えば、水と塩分と糖分さえあれば持ちこたえられる時間は一気に伸びる。災害や社会不安が多い時代だ。最低限の備えは各自でしておきたい。

 

備蓄チェックのため開けた炭酸水で赤シソ飲料(3倍)を薄めながら、家に食料と水がある有り難みをしみじみ感じた。次はお酒を試そう。なお、アルコール度数の高いお酒は消毒や燃料代わりにもなる使い勝手のいい存在だ。備蓄はするが、スペースは取らせない。ミニマリストにはなれないが、断捨離は実行中である。

 

保存食は

飢餓を防ごうとした

人間の知恵の結晶だ。

 

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