歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

【歩くリトマス試験紙の反応記録】暴れても損ばかり

暴れても損ばかり

 

2019年11月18日 役所

 

「ふざけんな」

 

叫ぶ声が聞こえた。

どちらにとっても、よくない時間の始まりだ。

 

今日は、お役所に用事があった。

私は待ち時間が嫌いだ。

 

だから、お役所に行く前に下調べをする。必要な書類の準備や予想される質問なども調べる。そして、お役所に電話をする。自分の準備で間違っていないか、と。ついでに、混雑していない時間を尋ねる。

 

これだけ根回しをして向かうと、スムーズに手続きが完了する。前もって電話連絡をしているので、ときには窓口の椅子に座った瞬間に申請書類を差し出される。声を荒げるような事態になったことがない。イラっとするときがない、とは言わない。お互いに丁寧な口調なのに周りの空気が冷え込み、間に挟まれた新人の人がおびえる時もある。モウシワケナイ。

 

そんな冷戦状態はめったになく、 ほとんどが春の陽気のようなポカポカした雰囲気で手続きが進む。雑談して笑いあうことも少なくない。周りの雰囲気とは別世界である。

 

手続きに来た人のほとんどは、ムスッとした顔をしている。

 対する窓口の方は、凍り付いた表情をしている。

 

手続きに来た人が怒りだすと、熱い怒りの声と冷めた目線の温度差で風邪をひきそうな気分だ。こちらは、春の陽気バリアが覆っているので平穏だ。この光景を遠くから眺める立場だったら、コントみたいで笑ってしまいそうだ。現実なので、笑うしかない事態だが。

 

ハッキリ言おう、窓口の人にどれほど苦情を言っても変わらない。なぜなら、ルールを変える権利がないからだ。しかも、一般市民を相手にする窓口にいる人は契約社員が多い。つまり、法律や手続きに詳しくない人もいる。怒るエネルギーが無駄である。

 

もし、別の対応をしてほしいなら聞けばいい。

「どうすれば、いいですか?」と。

 

ほとんどは手続き書類や自宅に届いた書類に、意見を訴える場所が書いてある。ただし、期限が決められている。お役所から郵便物が届いたら、真っ先に開封しないと痛い目に合う。たまに期限の延長が認められることがあるが、基本はダメだ。例外が認められる理由は、災害や急病などやむをえない場合がほとんどだ。

 

意見を訴える場所を教えてくれない場合や「できません」と断られたら、手続きをせずに帰ればいい。そして、できるだけ早く、法律の専門家に相談する。インターネットの情報は参考にはなるが、情報が古かったり、間違っていることも少なくない。見分ける知識があるならばいいが、自信がないのなら相談した方が確実だ。

 

騒いでも、暴れても、損ばかりだ。お役所内の評判が下がり、次回の手続きも嬉しくない展開になる。そんなパターンを数多く目撃した。警察を呼ばれた人もいた。前にお役所の人に話を聞く機会があったが、慰めることしかできなかった。さすがに、目に尖ったものを突きつけるのは犯罪だ。

 

暴言、暴力がいい結果を生むことは少ない。私の記憶だと、夜道で襲われたときに、顎を狙い、相手に拳をぶち当てた時ぐらいだ。それでも、スキを突くために全身打撲のダメージを食らった。無抵抗なふりして、一撃必殺で大ダメージを与えた。幸いにも、軽傷の被害だけで済んだ。全治1か月で後遺症もなかった。けれども、もう二度と経験したくはない。

 

暴言や暴力は痛み分けになることが多い。その場は無傷で済んでも、後に復讐されるパターンが多い。基本は穏やかな対応が吉だ。何事にも例外は存在はするが。

 

怒りには、怒りが、

笑顔には、笑顔が返ってくる。

 

もし同じ感情が返ってこないとしても、

自分の笑顔を崩す理由にはならない。

 

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