どっちも正しい場合、どうするの?
2019年12月11日 自宅
「結局、どっち?」
思わず、声を出してしまった。
昨日に引き続き、妊娠中の食生活について調べている。データがいくらでも出てくるので、きりがない。だから、過去の文章もいくつか読むことにした。
意見がぶれていないか?
情報の寄せ集めでないか?
実体験や専門知識が語られているか?
いろんなポイントをチェックする。ちなみに、意見の変更や間違いの訂正があるサイトは信用度がアップだ。100発100中はまず不可能だ。間違いはどれほど避けようとしても、避けられない。誤字・脱字や表現のちょっとした違いの訂正ならいい。だが、内容が大幅に変更したのに何も言わない。これは、さすがにフォローできない。どうせ隠しても、バレるのに。
こうした信用度チェックを乗りこえたサイトの情報を細かく分析していく。情報量が多いテーマの場合は、いつもこの方法で対象を絞っている。おかげでブックマークの数は年々、増え続けている。本と同じように、数を減らしても気づくと増えている。困ったものだ。
そして、また悩む。
どちらも間違っていないのに、
オススメの対策が逆だ。
例えば大豆食品でがある。大豆に含まれるイソフラボンという成分は、生理痛や更年期障害のツラさを抑える効果がある。だが、乳がんのリスクが上がる危険性がある。どちらの意見も、それぞれ多くのデータと論文が提出されている。信頼性が高そうな情報だ。
妊娠中に大豆製品を多めにとるべきか?
深く調べていくと、よほど大量に食べない限り問題はなさそうだ。ただし、サプリによってイソフラボンをとと問題が起こる可能性がある。バランスよく食事をとり、ちょと多めに大豆製品を食べる。これなら、リスクは低そうだ。
こんな風に、
意見が賛成、反対に分かれている。
けれども、どちらも正しい。
こういうパターンは、探せばいくらでもある。
こんな時どうするか?
どんな状況にも当てはまる答えはない。
ただ、これだけは言える。まったくリスクがない方法は存在しない。たとえ極わずかだとしても、どんな方法にもリスクは含まれている。リスクをゼロにすることはできない。どこまで、リスクを受け入れるか? 決められるのは、これだけだ。
情報集めに時間をかけすぎて、何も決断できない。
リスクをこばみすぎて、破滅する。
こんな笑えない話は珍しくない。どんな食品も食べ過ぎれば毒だ。リスクがあるものを完璧に避けたら、何も食べるものがなくなる。リスクは受け入れるもので、拒絶するものじゃない。栄養失調になりたいのなら、話は別だが。
メリットを追い過ぎれば、がけ底に転落する。
リスクを避け過ぎれば、一歩も動けないまま衰弱する。
どちらも、破滅する結末は変わらない。
生き残るのは、
十分に用心しながら歩み続ける者だ。
自己紹介でもある記事
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