動けない。なら、どうする?
2019年12月14日 自宅
つわりがツライ。
まず、めまいがひどい。
少し動くだけで、目の前がかすむ。
しかも、ひたすら眠い。
座っていても、まれに意識が飛びそうになるほど眠い。
この感覚は主治医がドン引きしたときと同じだ。血液の中の鉄分の量が、健康な人の20分の1だった。あの時のフラフラよりまずい。お腹はギリギリ守れているが、ふらつきで腕や足はあざだらけだ。家具や食器の破壊は現状は防げている。だが、時間の問題だろう。
外出どころじゃない。
しばらくは、ほとんどベッド生活だ。
これが、今月の私の生活である。1日の活動時間が大幅に減った。 映画館に向かった日は、階段が肝試しだった。父や友人を杖代わりに利用もした。1日のうち動けるのは、現状6時間もない。それ以上は、意識が持たない。
原因はわかっている。
お腹の中で赤ちゃんが育っているからだ。
私は元々、太っているのに栄養失調というふざけた身体だ。おまけに食事で栄養をとりきれず、病院から出されている重度貧血の人向けの栄養剤やサプリメント、プロテインなどで補っているレベルだ。運動量が減って、食欲はないが頑張っている。ここで食事量が減ったら、母子ともに命の危機だ。
それでも、体力の低下が止まらない。だから、ベッドに横になっている時間を増やすしかない。ここで、問題がある。私が患っている線維筋痛症と言う症状は、動かないと激痛が悪化する。やっと脱出した寝たきりに出戻りだ。だから、軽い運動もかかせない。めまいと睡魔と痛みに耐えながら、身体を動かす。ちょっとした拷問である。
ホント、私の人生は安定がない。
さすがに今回は、ちょっと落ち込んだ。
子供ができたことを嘆く気持ちは、爪の先ほどもないが。
落ちこむくらいなら、対策を考える。それが、私の信条である。今回の問題点は意識が遠のくこと、使える時間が減ったことである。なんだ、問題ですらなかった。どちらの課題もすでに克服済みだ。
まず、意識が遠のくことへの対策だ。最も避けたいのは、子または自分の命を失うことだ。ケガは残念ながら完全には避けられない。だから、発想を変える。毛賀が最小限で済むよう、動き方を計算すればいい。動くときは常にどこかを持つ。車道側など、こけたら一発アウトな場所は避ける。ねんざぐらいは許容範囲にすれば、90%は防げそうだ。あとの10%はパートナーに助けてもらおう。
次に、時間が足りない問題だ。こっちは、いつもと変える必要すらない。物事の優先順位をキッチリ朝一で決めればいいだけだ。絶対にやりたい、ここまではやりたい、できればやりたい、この3つに予定を分ける。そして、最初から順にこなせばいいだけだ。目標通りいかなくても、まいっかで明日に回す。それだけの話だ。
なんで、落ちこんでいたのか分からなくなった。
私もまだまだ修行が足りない。
トラブルが起こったら、まず問題を整理する。次にそれぞれの問題に対抗策をたてる。実践して見直し、これを納得できるレベルまで繰り返す。どうにもならないものは、ただ受け入れる。そして、出来ることはないかを考える。
このやり方で、これまで私は生き抜いてきた。今回も何とか切り抜けると決意した。たとえ、どんな結末を迎えるとしても。
できることは、なにひとつない。
そんな状況は存在しない。
自己紹介でもある記事
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