自分がわかっていない
2019年12月17日 自宅
「イタッ」
ジクリとした痛みが腹部に走る。
この程度もダメだったのか。
自分をわかっていなかった。
今日は特に用事もないので、のんびり過ぎしている。めまいが欠片も収まらないので、ほぼベッド生活だ。とはいえ、あまり寝てばかりだと体に悪い。座って5分で冷や汗が出る体質に戻るのはごめんだ。だから、ちょこちょこ動く。
驚くほど、動けない。
いや、私は大丈夫なのだ。まだ熱も上がっていないし、冷や汗も出ていない。関節や筋肉の痛みも悪化していない。だが、胎児がいる腹部がシクシク痛みだす。痛みには幼少期から慣れっこなので、我慢はできる。だが、子の健康を考えるとする気になれない。
ふと、気づいた。
これまでの私の基準は
間違っていたのかもしれない。
子がいるお腹が痛くなる。これは、体に無理をかけている証拠だ。妊娠前と比べると、連続の活動時間は半分もない。これまで大丈夫だと思っていた。私の活動量は、無茶・無理・無謀だったのか?
子の成長にエネルギーを使っている。そのエネルギー分、活動に使える体力は減っているとは思う。だが、私の貧弱さを計算に入れても、あまりにお腹が痛み出すのが早すぎる。
体調を崩さぬようにと、活動時間を加減していたつもりだった。その加減は間違っていた。これまでの活動は私には負担が大きすぎたようだ。どうりで、よく熱を出すはずである。ぜんそくの発作が最低でも月1回は来るのも、動きすぎが原因だったのだ。
育児は育自、自分育てでもあるとは聞いていた。だが、出産前に教えを受けるとは思っていなかった。この腹部の痛みは、休むタイミングを教えてくれる信号みたいだ。まるで「いい加減に、休め」と子にしかられている気分だ。
我が子よ、心配をかけて申し訳ない。
もっと自分を大事にするよ。
自分のことでも、わからないことがたくさんある。身をもって理解させられた一日だった。頼りない母親でごめん、そして、ありがとう。
他人のことを
100%理解することはできない。
自分のことすら
完璧には理解できないのだから。
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