歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

【歩くリトマス試験紙の反応記録】ひとりが好きで何が悪い?

ひとりが好きで何が悪い?

 

2019年12月29日 自宅 

 

私はひとりの時間が好きだ。愛していると言っていい。ひとりの時間がないとストレスがたまる。だから、最近のおひとりさまブームを歓迎している。

 

べつに、集団で行動するのが嫌いなのではない。

昔は大っ嫌いだったが。

  

 「グループを作ってください」

 

 この言葉が、嫌で嫌で仕方がなかった。同学年すべてにイジメられ、流血しても教師は見て見ぬふりだった。そんな状況なのに、みんなで仲良くしている演技をさせられる。茶番だな、内心で笑っていた。

 

なぜ、心が折れなかったのか?

 

元々、ひとりの時間が大好きな生き物だからだ。幼稚園の頃は、ひとりで昆虫や植物などを観察している子どもだった。絵本も読んでもらうのではなく、黙々とひとりで読み続ける。集団の中でポツンと孤立しても、何とも思わない。生まれながらの変人である。

 

この変わった性質は、イジメられる原因にもなった。だが、生まれつきの病気で痛みに慣れていたこと、休みがちでイジメが後頭部から出血程度でエスカレートしなかったこと、無視や仲間外れによる心痛もなかった。つまり、イジメによる精神ダメージが皆無だった。

 

だいたい学校外の生活が大変すぎて、イジメを面倒くさいとしか思っていなかった。家では命の危機なトラブルの嵐だった。正直言って学生生活なんぞ、どうでも良かった。学校に助けを求める? イジメを隠ぺいする組織を信用するほどバカではない。

 

これまでの人生で人間不信は解消され、誰かと交流する楽しさもわかるようになった。けれども、人間の本質は変わらない。やっぱり、ひとりの時間が大好きである。

 

「集団行動ができない奴は人間失格だ」

「一人で行動できないなんて、心が弱すぎる」

 

私は思う。

どっちでも良いじゃないか。

 

なぜ、優劣をつけたがるのか?

 

本人が居心地が良くて、他人に多大な迷惑をかけないなら好きにすればいい。団体行動だろうと、個人行動だろうと、本人が好きなように生きればいい。もし、それで困ることがあっても個人で対処する話だ。他人が口を出すことじゃない。

 

ただ、ひとりはトラブルにもろい。体調を崩しても、看病をしてくれる人はいない。収入が途絶えても、援助してくれる人はいない。国が助けるしくみがあると言っても、法律の知識ゼロならば活用なんてできない。苦しい時に泣きつく相手もいない。ないない尽くしだ。

 

ひとり時間を満喫する。そのためには、しっかりとした人生トラブルへの備えはセットだ。ひとり大好きで有名な人は、スキルが高めの人が多い。それが、最低条件だからだ。

 

自由と責任は切り離せない。

 

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