続けるコツは頑張らない
2020年2月9日 自宅
私はワガママである。
頑張るのは好きじゃない。
だから、継続が大の苦手だ。
おまけに体力がへっぽこだ。10~20代の頃は運動や勉強など、続けると良いと言われる行動をいろいろ試した。そして、毎回、継続できない。いつも3ヶ月ぐらいで体調を崩す。自分のダメさ加減にガックリした。何度、落ちこんだかは覚えていない。
習慣にしようと始めた行動の90%以上は続かない。そんな心身が弱い私にも継続できていることがある。
文章を読むこと
文章を書くこと
ゲームを楽しむこと
食事や睡眠が抜ける日があっても、この3つを行わない日はない。1日も休むことなく、不思議と続いている。
なぜ、続けることができたのか?
失敗した多くの行動と比べてみた。
おそらく、楽しいからだろう。嫌いなことを続ける心の強さを、私は持ち合わせていない。文章とゲームが好きだからこそ、延々と続けられる。残念なことに、この世に存在する文章とゲームをすべて味わうには寿命が100年でも足りない。生まれ変われるならば、インターネット上に存在する生き物になって、永遠に文章とゲームの海に溺れていたい。飽きる日は絶対に来ないと言い切れる。
自分でも狂気だと感じる。だが、可笑しなぐらい好きだからこそ、すべてを忘れるほど没頭できる。それほど入れ込めるからこそ、体調が安定しない私でも続けられる。
私が1日も休まない。
これは体温が40度を超えた日も、ぜんそくの発作が4時間続いた日も、激痛でベッドから起き上がれない日も、まったく休まなかったということだ。五感を忘れるほど没入する、スポーツでいうゾーンの集中力でないと実現できない。
頑張ると自分を奮い立たせる。
モチベーションを上げなければいけない対象は、ことごとく脱落する。頑張らなければできない行動は、病気の前には太刀打ちできない。世の中には打ち勝てる人がいるかもしれないが、私には無理だ。そんなに強くない。
逆に言えば、私のような弱っちい生き物でも続けられる。ということは、ほとんどの人は継続ができるはずだ。ならば、なぜ継続できないと嘆く人が多いのか?
きっと、選ぶ対象がズレている。
やりたくないこと
苦手なこと
嫌いなこと
自分にとって嫌なモノを選ぶから、続けられないのだ。好きなモノや得意なモノを継続の対象に選べばいい。好き、得意がわからない? いろいろと試せばいいだけだ。3日坊主どころか、自分に合わないと感じれば1秒でやめればいい。継続できる対象に出会うまで、試せばいいだけだ。
生きていれば、嫌でも頑張らなきゃいけない時がある。それなのに、自ら頑張る対象を増やすなんて拷問でしかない。むりな頑張りは、心、体、または両方をゆがめる。そして、死の寸前に後悔を抱えるハメになる。「もっと自分に正直に生きればよかった」、と。私は心身が弱いおかげで、後悔する前に気づくことができた。力を注ぎ続ける対象ぐらいは、心から楽しめるものを選びたいものだ。
弱さは、悪いことばかりではない。
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