そのアカウント登録、罠かも?
2020年2月17日 自宅
またか。
私は、戻るボタンを押した。
面白そうなサイトがあった。
詳しくみるためには、メルアド登録がいるようだ。
頭の中で黄色いランプが灯った。
サイト内を検索する。
退会の方法が、あいまいにしか書いていない。
なんと、文章2行だ。
頭の中でブーと警報音が鳴った。
”サイト名”と”退会”で検索をする。
苦情がたくさん現れた。
頭の中に赤ランプが灯った。
メルアド登録をやめ、内容は気になるが撤退した。
ネット上には、このようなアカウント登録の罠がゴロゴロある。退会手続きがとてつもなく面倒だったり、悪質だと金銭を要求したりする。こういうサイトは集めたデータを転売していることも少なくない。たかがメルアドと気楽に登録したら、広告メールや迷惑メールがガンガン届いたりする。
私のメールボックス、迷惑メールが少ない。懸賞へ応募したり、おかしなサイトに登録しないからだ。なぜ、それが理由だとわかるか? 一時期、懸賞サイトやポイントサイトで小遣い稼ぎをしていたことがあるからだ。
もちろん、メインで利用しているメルアドは使わなかった。応募用のメルアドを用意した。そのアカウントの受信箱は、広告メールと迷惑メールだらけになった。業者間で登録した内容を回しているとしか思えない。ちなみに、応募用のメルアドは10年以上前に抹消済みである。
変なトラブルに巻きこまれないため、私は出口を必ず確認する。宿泊するホテルで非常口を確認するように、登録前に退会方法は必ず確認する。出口への道が遠そうなときは登録せずに去る。この出口を確認する対応はネット上以外でも有効である。
投資信託
生命保険
携帯端末の契約など
月単位、年単位の区別なく、必ずしっかり確認する。私のような小心者はクーリングオフだけでは安心できない。契約書はルーペで拡大してでも、がっつり読む。細かい字、見にくい色の字、すみっこに書かれている字、そういう読みにくい字で書かれている文章が最も重要なポイントだ。
販売する側がお客さんに知られたくない。
けれども、法律で書かなければならないと決まっている。
たいていの場合、契約する側の損得に関わる内容が書かれている。ある意味、目立つように書かれている内容はサラッと読めばいい。見えづらく、小難しい言葉が多くてわかりにくい文章ほど真剣に読みたい。読みとる難易度が高いほど、相手側が知られたくない情報だという証である。
いい例が税法である。どの国の税法も文章がわかりにくい。わかりやすく書こうという気持ちが1ミリもみえない。なお、古代の税法もわかりにくい。人間が行うことは、過去も現在も変わっていない証拠である。
ネット上では気軽に契約できる。だが、簡単に解約できるとは限らない。アカウント登録も契約のひとつである。ボタンをクリックする前に、解約する方法を確認する癖を身につけたいものだ。
新しい場所に乗りこむときは、
帰り道もチェックしておくものだ。
迷子になりたくなければ。
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