歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

【歩くリトマス試験紙の反応記録】考えなしで生きている

考えなしで生きている

 

2020年2月28日 自宅 

 

投稿するまで、気づかなかった。

いい加減な自分に呆れた。

 

 今は夜9時である。なんとか予告通り、読解力クイズ【よむトレ】の解説小説を投稿できた。昨夜はイメージが固まらず、うんうん悩んでいた。それでも、予告時間からは遅れたが投稿できた。実に幸運だった。

 

フクロウ本が朝10時に届いた。

 

中古品での購入だったので、到着は3日はかかると思っていた。まさか2日目に届くとは。すみやかに発送してくれた業者さんに感謝である。おかげで羽1本まで鮮明に思い浮かべられるようになった。ネズミの丸呑みシーンが掲載されていたのには驚いたが。フクロウの口が、私の手のひらよりも大きく開いている。あまりに衝撃的で、主人公に食いしん坊設定がついてしまった。もちろん、ネズミを食すシーンはない。

 

解剖学の本かな?

 

思わず表紙を確認してしまうほど、骨1本まで細かく描かれていた。フクロウにたどり着くまでの進化の過程まである。もはや、フクロウ本というより生物学の本である。グロテスクに強くないと厳しい本、まことに幸運である。

 

イメージの鮮明さは、どれだけ詳しく観察できたかに比例する。羽の内側にある筋肉や内臓、骨や様々な動作が脳に刻まれた。小説の中で、そこまで細かく描写する機会はないだろう。だが、脳内イメージがぼけていると表現力がしょぼくなる。脳内で動き回るフクロウを鮮やかにするためには、詳細な知識はどうしても必要だった。

 

だったら、早めに資料を集めておけ。

 

仕方がないじゃないか。1月に救急車で運ばれたのは予想外すぎた。しかも、メインキャラは人間以外がいい。そう気づいたのは、5日前である。アイディアが降ってくるタイミングを予想できない。間に合うかはわからなかったが、質が良くなりそうなアイディアを捨てることは出来なかった。

 

とりあえず、やってみる。

私の基本方針だ。

 

考えなしで生きているが、なんとかなっている。

 

振り返れば、ブログ開始も出たとこ勝負だった。ブログ記事を書くと決めた、その3日後に投稿していた。ブログについて調べてはいたが、文章メインで毎日書く気は欠片もなかった。ドメインの購入どころか、はてなブログのIDすらなかった。あの日、なぜ始めようと思ったか。まったく覚えていない。それでも、休むことなく続いている。

 

ふと、気づいた。

今日はブログ1周年だ。

 

フクロウさん主役の小説で頭がいっぱい、すっかり忘れていた。ということは、ブログ【歩くリトマス試験紙の反応記録】と読解力クイズ【よむトレ】の記念日が被ったわけだ。なんという偶然、今年1月に流血して倒れた。その流血事件がなければ、起こらなかった偶然の一致だ。本来は1月18日に開始する予定で、告知済みだったのだから。

 

考えなしで生きている。

それなのに、不思議なイコールが生まれる。

 

こういう出来事があると、つくづく思う。

偶然とは必然じゃないか、と。

 

生死の境を二けた反復横跳びしていると、奇妙としか言いようのない体験をする。『奇跡体験! アンビリバボー』という番組に出演できるネタはいくつかある。ゲーム『ぷよぷよ』のように連鎖する偶然を味わった。まるで脚本があるかのように、偶然がピタゴラスイッチのように規則正しく繋がっていく。不幸の連鎖は予測できることもあるが、幸運の連鎖はまったく予測不可能である。

 

 というわけで、私は偶然に身を任せて生きている。面白いもので、下手に考えるよりも考えなしで突っ走った方がうまくいく。失敗もたくさんするので、人にすすめられる生き方ではない。明日死ぬか、50年後に死ぬかは医師でもわからない。そういう身体だからこそ、選べる生き方なのかもしれない。やればよかった、この後悔だけはしたくないのだ。

 

 

人生は、自分だけの物語だ。

 

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