不運は波のように
2020年3月25日 自宅
やっぱりか。
新型コロナウイルスの感染拡大、これだけでも大問題だ。それなのに、他の問題もぶわっと吹き出している。この騒ぎがきっかけでわかった問題もあれば、まったく関係なく重なった問題もある。対応している人たちは頭を抱えているだろう。
諦めるしかない。
不運なときは、そういうものだ。
不運は単独では来ない。ザブーン、ザブーンと波のように連続で襲ってくる。ひとつの不運を対処後に、次の不運が来る。なんて甘くはない。対処中に、次の不運がやって来る。『なんで、このタイミングで』と恨みたくなるが、不運というのは寂しがり屋だ。必ず、仲間を呼ぶ。
なので、油断はまったくできない。『やっと片付きそうだ』と気を抜いた瞬間が、最も危険である。なぜか不運はコチラが警戒していないところを突く。正面を守っていたら、真後ろ、ではなく右斜め後ろから殴りかかってくる。正面の攻撃も激しくなり、ヒィヒィいってるところに左前方から弓矢が飛んでくる。防戦一方で耐える期間が長いのも、不運に対処中の特徴である。下手に動くと、動いた先に落とし穴があったりする。
不運はコントロールできない。だが、対象を楽にする方法はある。被害をゼロにはできないが軽くはできる。
最悪に対処しておく。
考えられる中で最悪のパターン、その対策をしておく。例えば、感染症の流行が1年と報道されるのを聞いて、1年分の対策をするのでは足りない。3~5年は収まらない、いや今の状況が当たり前になる。現状が永遠に続くと想定して対策をする。そうすれば、感染症の流行がなかなか収まらなくても焦らなくて済む。別の不運が訪れても、冷静に対処できる。
「最悪を想定したら、引き寄せてしまうのではないか?」
対象が終わったら、楽しいことに集中すればいい。最高のパターンばかりを想像して何も対処しない。それは、ただの無防備だ。パソコンにネットセキュリティソフトを入れておくように、最悪への対処をしておく。セキュリティ対策が終わったら、自分がしたいことをすればいい。パソコンを使うたびにセキュリティソフトでフルチェックする。それぐらい過剰な対応をしなければ、引き寄せられなんてしない。
人生には不運な期間がある。どれだけ避けようとしても、避けられないからこそ不運という。暴れても、誰かを責めても、状況は欠片も改善しない。むしろ、自分を追い詰めるだけだ。不運は永遠ではない。海の波が永遠ではないように、不運もいつかは止まる。すべてが解決するまで最善を尽くす。できることは、それだけだ。
不運はコーチのようだ。
自分の弱点を的確に突いてくる。
乗り越えられれば、
成長は約束されている。
成長できなかった時、
似たような不運が再び襲ってくる。
不運はスパルタコーチである。
Amazon
自己紹介でもある記事
↓ ランキングに参加中です。