歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

【歩くリトマス試験紙の反応記録】怒りも必要だと思えた

怒りも必要だと思えた

 

2020年4月11日 自宅 

 

何でも使いようか。

 

とてもいい勉強になった。

 

 

 先日、掲示板でちょっと論争になった。1対1のバトルだった。感情的なコメントはひとつもない。だが、お互いに怒りが言葉の後ろに控えている。そういう状況だった。荒れつく寸前だったが、仲介の人が現れたのをきっかけに穏やかに解散した。

 

一夜明けて、今日、掲示板では面白い展開になっていた。私がムカついた原因、相手の他者をあざけるコメントが減っていた。どういう心境の変化だろう。先日、『発言にもっと責任を持ってください』と伝えた時には反発されたのに。

 

「言いすぎてごめんなさい」

こちらから謝ったのが良かったのか?

 

「こんにちは」

いつも通り、あいさつしたのが良かったのか?

 

それは、相手じゃないのでわからない。ちなみに、私は論戦その場限り派だ。意見の相違を引きずり、グダグダするのは好きじゃない。相手の好き嫌いで意見を変えることもない。ダメなものはダメだし、イイものはイイ。相手への感情と意見の賛否はケーキを切り分けるようにスッパリ分ける。この世から存在を抹消したいと思っていても、相手の意見が合っていると感じれば同意する。

 

論戦相手と交流してみたが、以前よりも深い話ができた。相手の対応がすごく穏やかで、同じ名前の別人かと思わず疑ってしまった。先日までの荒れ狂いはなんだったのか。最初から言葉を選んでくだされば、私もキツイことは言わなかったのに。

 

いや、違う。

 

血管が切れそうになるほど、真剣に言葉をぶつけあった。

だからこそ、信頼が生まれたのだろう。

 

私も論戦するまで、相手は周囲に八つ当たりしているように感じた。相手は、私を現実をみていない理想主義者だと感じていた。それが言葉を交わすことで、互いに情報収集をしたうえで言葉を発していると理解した。意見は違っても、真剣さは変わらないと伝わった。なぜ、わかるか?

 

真剣じゃないと、怒りという感情は起きない。

そして、自制心のある人しか怒りは抑えられない。

 

真剣であり、怒りのままに語らない人格だとお互いに理解しあえた。だから、自然と信頼関係ができあがったのだろう。相手は好悪のハッキリした人のようで、一部を除いて言葉はキツめのままだった。穏やかに対応される側になったということは、相手に認められたのだろう。なお、交流の中で読むといい本を教えてくれた。なんて、イイ人なんだ。本が関わると人物評価が甘くなるのは私の悪い癖である。

 

今回の件である意識が変わった。

 

怒り

 

小さな頃から、私は怒りという感情を抑えてきた。母がヒステリーを起こすとモノを投げて壊す人だったので、理性を失うのは悪いことだと感じていた。怒りは理性を失う始まりになりやすい。怒りに飲まれることは、他者を傷つける怪物になることに思えた。だから、できるだけ怒らないように生きてきた。

 

だが、今回の怒りが信頼を深めた件で学んだ。怒りは真剣さにつながっている。怒らせることで相手の本音を引き出すテクニックがある。情報としては知っていたが、使ったことは一度もなかった。怒りという感情が怖かったからだ。だが、相性の良くない相手と交流が深まったことで恐怖が薄れた。怒りも必要な感情だと思えた。

 

だからといって、ワザと相手を怒らせる行動をする気はないが。怒りが心身のエネルギーを消耗する性質があるのは変わらない。そして、私の体調はへっぽこだ。昨日は怒った結果、夜中に熱が出た。心身ともに省エネ生活をしようと思ったら、やっぱり怒らない方がいい。

 

深い交流をするきかっけに、怒りはイイ働きをする。だが、私にはあまり使えない。ゲームでいう体力ゲージを消耗する自爆業だ。体力が少ない私は乱発できない。使える技なのに、使い勝手が難しい。私にとって怒りは、恐怖が薄れても変わらず扱いにくい感情だ。

 

 

どんな感情も必要だ。

だが、扱いやすさには大きな差がある。 

 

 怒りは筆頭である。

感じやすく、消えにくい。

 

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