反論なしは同意じゃない
2020年5月25日 自宅
「黙っているんだから、同意だね」
違うよ。
私は面倒くさがりだ。だから、譲れないもの以外はだいたい放置する。そうすると、幻想をつくり出す人がいる。そういう人の論理はこれだ。
否定しない人は全員、自分の意見に賛成だ。
そんなわけがない。ただ、この人に何を言っても無駄だと思われているだけである。または、話を聴いてもらえてすらいない。『賛成と言う人も本音では反対かもしれない』なんて思考はない。
こういう人たちに出会った時、私はまず距離をとる。反対以外は賛成思考の人たちは、他者の気持ちを考えようとする気持ちが弱い。他者に寄り添えない人の周りはトラブルが多い。私は巻き込まれたくない。
なぜ、他者の気持ちを考えないとわかるか?
この人たちの口癖が「なんで言ってくれなかったの」だからだ。勝手に反対以外は賛成と思いこんだのに、自分の思い通りにならないと周りを責めだす。本音を引き出せなった自分に責任があるとは考えない。基本、人間関係は鏡だ。周りを責める人は、自分も責められる。トラブルが増えるのは自然な流れだ。
家族の一員や会社の上司などでどうしても離れられない時は、同意にされちゃ困る時だけノーと言う。自分が正しい思考でもあるので、ノーと伝えるとぐだぐだねちねち言い出す。これはこれで面倒だが、賛成扱いされるともっと厄介だ。「あなたも賛成だったよね」とか、トラブルに引きずり込まれたりする。トラブルの炎は種火のうちに消すのが最も楽だ。多少、熱かったとしても。
面倒くさがりにとって、反対以外は賛成思考の人は天敵のような存在だ。だが、最高の教師でもある。イラっとする度に思えるからだ。同じようにはなるまい、と。つまり、偉大なる反面教師である。泣き虫だった私が、人間関係で困ることが減ったのも反面教師たちのわかりやすい教えのおかげである。
反対以外は賛成思考の人も感謝を抱く対象ではある。
決して、近づきたい相手ではないが。
怒りにかられたときは学ぶチャンスだ。
同じ言動をしないだけで、
自身が誰かを怒らせる可能性をつぶせる。
イライラした相手は、
明日の学ばなかった自分だ。
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