イメージトレーニングで穴を埋める
2020年6月8日 自宅
身体が動かせない。
さぁ、思案のときだ。
最近、始めた習慣がある。字と絵の訓練だ。理由はふたつ、ひとつは文章の表現力を上げたいから、もうひとつはへっぽこすぎる筋力をなんとかしたいからだ。ペットボトルのフタを開けられない握力と2リットルサイズだと両手で持たないと落とす腕力は問題しかない。
こんな風に思えたのも身体の痛みがマシになったからだ。親身にアドバイスをくださった医師の方々と支えてくれた家族には感謝しかない。 その感謝の気持ちを糧に、日々、訓練を続けている。
と、言えればカッコいいのだが。
残念ながら、体調は不安定だ。鉛筆を握るどころか、椅子に座っているのもツラい日がある。とても休みなく訓練しているとは言えない。ただ、まったく何もしないと線が乱れた字やいびつな形の絵に戻ってしまう。だから、ある方法を実行に移した。
穴埋めイメージトレーニング
鉛筆を握れない日は関連の本を読むことにした。ペン字や習字の本、イラスト集や美術書など、スキルを上げる助けになる知識や良いイメージを描きやすくなる資料を脳内に叩き込む。あまり見たくないが、自分のダメダメすぎる成果を見直して改善点を考えたりした。いつだか忘れたが、イメージトレーニングは身体を動かすトレーニングをいくらか補えるという記事を読んだことがある。それに望みをかけた。
結果は成功だった。訓練した時ほどは伸びないし、スキルが落ちることもあった。けれども、なにもしない時に比べれば明らかにスキルの衰えが弱まった。手を動かしていないのに、スキルが向上したことすらあった。なんでも、試してみるものである。
継続の力はよく知られている。だが、その力を利用できている人はあまりに少ない。当然だ。計画通りにいくほど、人生というのは甘くない。突然の予定が入ったり、体調を崩したり、計画を崩すイベントが数多く控えている。なにより、自分のダラダラしたいという最強の敵が待ち構えている。あまりの手厳しさに、ほとんどの人は挫折してしまう。
とてつもない敵を相手にするのだ。どうしても攻略する工夫が必要いる。初期装備でラスボスを倒せるのは一部の強者だけだ。一般ユーザーはしっかりと装備を揃えたい。穴埋めイメージトレーニングもそのひとつだ。
できないは重りのようなものである。
解決策を考えることで頭が、諦めないことで心が鍛えられる。
そのトレーニング効果は絶大だ。
常に重りをつけている、私が保証する。
重りを外すことができれば、もっと良いのだが。
人生とはままならぬものだ。
壁が乗り越えられない?
穴を掘ればいい。
はしごをかければいい。
誰かに助けを求めればいい。
乗り越える手段はどこかに必ずある。
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自己紹介でもある記事
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