歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

【歩くリトマス試験紙の反応記録】一気読みした

一気読みした

 

2020年7月12日 自宅

 

コツコツする。

 

私には縁遠い世界だ。

 

 

本が読みたい。

 

なぜだか、わからない。だが、無性に本が読みたい。ネット文章でも、電子図書でもなく、紙の本で文章が読みたい。 幸い、積み本は30冊ほどはある。その中でも、特に目を引くものから手に取った。

 

時計をみたら、3時間ほど経過していた。文庫本、新書、単行本の計3冊、合わせて1,200ページほどを読み切った。体調が万全ではなく、寝転びながらの読書スピードだ。いちおう、及第点をだせる。ちなみに最も早かったのは、机に座ってわんこそばのようなノリでおかわり読みをした時である。

 

何とも不思議だ。

 

1日6時間も活動できる日でも読むのが遅い時がある。起き上がれないほどひどい日でもサクサク読める時がある。そして、読むペースが早い時ほど内容が頭にスルスル入る。私は早く読もうとはしない。遅く読もうともしない。成り行き任せで読んでいる。最も人生で時間を費やしている読むことすら、思うようにはならない。

 

何回か、読むスピードを調節しようと挑戦したことがある。ことごとく失敗した。特に遅く読むのが無理だった。本の世界に入り込むと時間間隔すら吹っ飛ぶ。続きが気になって、最高速で駆け抜けてしまう。30分で読むつもりが15分かからなかったりした。早く読むのは意味がなかった。理解が追いついてないのに、言葉だけ取り入れても記憶に残らない。重要なところだけ読む、飛ばし読みの方がマシだった。

 

世の中には、読書法を解説する書籍が山のようにある。私もいくつか読んだ。どんなものかと色々と試してみた。けれども、結局は自分の慣れたやり方に戻った。小学校の図書館の本を読みつくし、好奇心だけで難しい本に独りで挑戦し、何時間も立ち読みを続け、気にいった本を何百回も読み返した。どれほど体調が悪い時でも毎日読み続ける中で身についたオーダーメイドの読書法に戻った。

 

いろんな読書法を試したのは無駄だったのか?

 

決して、そうは思わない。知らない読書法を試すことで、自分のやり方の強みと弱みを分析できた。アレンジして取り入れた技もある。少なくとも、試す前よりも能力が上がった気がする。ほんのちょっとの差でも、毎日欠かさず文章を読んでいるのだ。何十年も積み重なると考えれば、投資した時間は無駄ではなかった。

 

本音を言えば、読むスピードや量はどうでもいい。読書法の書籍も技を磨くためではなく、他者のやり方が気になったので読んだだけだ。好きだからと読んでいたら、読んでいるのを疑われるほどのスピードになった。毎日の習慣なので読んだ文章量が多くなった。ただの結果だ。コツコツ読もうで続けられる生真面目な性格ではない。

 

本の世界が面白い。

 

子供の頃に感じたものが途切れなかった。

それだけの話だ。

 

 

効率的な学習がスキルを伸ばす。

 

そう言い切れないのが、

現実のままならぬ点である。

 

 

 

 自己紹介でもある記事

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