感染症の流行は口実
2020年7月13日 自宅
時代が変わったから。
それだけが、理由なのか。
ニュースは定期的にチェックしている。今年は企業の新方針が多い。『アフターコロナに対応するため』なんて言葉が乱発されている。ちょっと、思った。
感染症が流行しなければ、変わらなくてもよかったのか?
社員の健康管理
副業などの働き方
手続きの電子化
新型コロナウイルスが流行する前からだ。感染症対策で注目が増えただけで、10年どころではなく以前から言われていた。変わるしかないと追い詰められる前に実行に移していればパニックになることもなかったのに。実際に混乱が少なかったり、こんな騒ぎの最中でも業績を伸ばしているのは対応が終わっていた企業だ。
個人も同じだ。手洗いは感染症の流行していなくても実施した方がいい。収入源の複数化、貯金、自分の能力を上げるための行動をする。後悔しないように、大事な人に言うべきことは言っておく。どれも、取り返しがつかなくなる前にできたことだ。
なかなか、人というのは口実がないと動けないようだ。今年に入って時代の流れが加速したというより、面倒な問題を後回しにできなくなってドタバタしているようにしかみえない。そして、手遅れだった個人や集団や計画がつぶれている。
例えば、少子高齢化はどうにもならない。いつのまにか、対策のメインが人口減少への対応に移っている。今の方針は少子化を解決するのではなく、人口の減少スピードを遅らせるかだ。公開されている政府予算をみれば本音が透けてみえる。
多くの人に環境の変化がわかる。その段階で対策をするのでは遅い。なんとか間に合ったとしても、元よりも悪い立ち位置に落ちている。どれほど頑張っても、生きているうちに元と似た立ち位置に戻れる保証もない。
変化するしかないより、変化を基本にする。
とても皮肉なのだが、常に変わっている方が安定する。予想外に大きな揺れが起きても、変化に慣れていれば動揺が少なく対策も立てやすい。呆然となすがままになることはない。逆に変化が少ない人生を過ごしていた人はすぐパニックになる。例えば、私。修羅場慣れしているので、流血して意識が遠くても1ミリも焦らない。むしろ、周りが動揺して私が落ち着かせるハメになったことが何度もある。非常識で不安定が日常なので、多少のことでは冷静さは奪われない。
無常
変わらないものなんてない。変化を否定するということは、現実を否定するということだ。うまくいかないのも当たり前である。余裕があるうちに変化に慣れておく。人生の安定度を上げるコツである。
私には効き目がなかったが。
得られたのは、心の平穏だけだった。
変化が自然の摂理、
それなのに人は安定を望む。
安定を欲しがる心こそが
不安定を呼びこみやすくするのに。
自己紹介でもある記事
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