歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

【歩くリトマス試験紙の反応記録】問題発言は変わっていく

問題発言は変わっていく

 

2020年8月7日 自宅

 

無駄な努力だな。

 

むしろ、逆効果としか思えない。

 

 

今日もまた、問題発言がニュースになっていた。時代が揺れ動く時はトラブルが多発する。問題発言もそのひとつなんだろう。

 

「頭の中に締まっておけばいいのに」

「なんで、言葉にしてしまうのだろうか?」

 

こういうニュースを見かけるたびに思う。そして、すぐに思い直す。発言した人は、問題のある内容だと感じていないのだ。周りも同意してくれると思っていた。発言にした本人からすれば不本意なのかもしれない。当たり前のことを言っただけなのだから。

 

時代は変化する。

技術は進歩する。

思想は移り変わる。

 

これらを否定する人はいないだろう。それなのに、自分をとりまく環境は変わらないと思いたがり、変化を否定する。エジプトの壁画にも『近頃の若い者は』という意味の文言が刻まれている。人間の抱える矛盾のひとつなのだろう。

 

現代から振り返れば責められる行いも、過去は称賛される行いだった。

 

そんな例は歴史上にゴロゴロある。それを知っているはずなのに、自分には当てはめない。自分が正しいと思いたがる人間の思考回路はまったく変わっていない。だから、問題発言のニュースはいつまでたっても無くならない。

 

発言した当人は問題だと思っていないのだ。その後の謝罪が薄っぺらいのも納得だ。叱られて頭だけ下げる、ふてくされた心理なのだから。なので、批判は収まるどころか加熱する。結果、『自分が正しい。世の中が間違っている』という考えに陥ったりする。この思考、間違っているわけではないのが曲者だ。世の中が間違っているパターンがあることも歴史が証明している。

 

さらに救いようがないのが、問題発言で批判された当人が別の人の発言と対応を批判する。その内容が的確だったりする。『方法をわかっているなら、自分も同じようにすればいいのに』との感想を持つ。だが、しない。自分は特別枠なので対象にならないのだ。

 

そういう実例を今年はたくさんみた。最高の反面教師だった。おかげで『問題発言をしてしまうかもしれない』と常に心がけることができた。気をつけてはいるが、私も人間だ。しかも、一般から大きくずれた思考をしている。問題発言をしてしまう可能性が高い。変人の自覚と投稿チェックは欠かせない。それでも、気が緩めばミスをするかもしれない。そんな気が緩んだ未来を、問題発言をした人たちのニュースが消去してくれた。個人的には感謝である。

 

発言のほとんどに同意はできないが。

 

 

他者の失敗

 

これほど、学びにふさわしい対象はない。

 

 

 自己紹介でもある記事

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