なぜ症状が出るのか?
2020年8月15日
別人格さんたちグッジョブ!
私の感想はこれに尽きた。
ここ数日の記憶がない。けれども、ブログ記事の更新は途切れていない。おまけに体調がちょっと良くなっている。肌のべたつき加減から推測するに、記憶のない間は高熱でうなされていたようだ。うちの別人格たちは姑息だ。通常は身体を自由にしている間の記憶もコントロールを失う前に渡す。主人格が意識を失っていたと気づかれないように。個性豊かなくせに、そういう所だけは主人格も含めて同一なのだ。それなのに、今回は記憶がぽっかり空いている。これは、よほど精神にとってよろしくないことがあったのだろう。
まったく覚えていない。
これこそが、心の平安が破れかけた証拠だ。
なぜ、言い切れるか?
それは、別人格が自身に不利益になるような選択をしないと知っているからだ。
すべての人に当てはまるわけではないが、多重人格というのは主人格を守るために生まれる。それゆえ、傍からみて自らに損なことをしていると判断される行動だとしても、主人格のための選択なのだ。他者を害する場合は、その相手が主人格の精神を壊す可能性をつぶすために動いた。自身を傷つける場合は、精神が限界で肉体を先に壊すことで主人格を守ろうとするためだったりする。別人格というのは絶対に自分を裏切らない味方と言える。
ここまでわかりやすくなくても、病気というのは自身を守るためになることが多い。 心の病だけでなく身体の病も同じだ。
例えば、私はすぐ体温が上がる。これは、免疫の働きが弱いからだ。なので、菌やウイルスに打ち勝てるほどの機能を高めようとすると平熱では足りない。だから、ほんの数分の外出ですら体温が上がる。空気清浄機が24時間つけっぱなしの部屋に比べれば、外は人体に悪影響なものがうようよしている証だ。健康な人にとっては無視できる害でも、私の体にとっては命とりなのだ。それゆえ、外出した日は必ず高熱を出す。
他の症状も原因は同じだ。咳が出やすいのは、わずかな埃や化学物質で細胞が壊れてしまうから早く追い出そうと指令が出ている。関節が痛くなりやすく、むくみやすいのは、取り返しがつかないほど体が壊れないための警戒信号だ。もし、体温が上がらず、咳も出ず、痛みもむくみも無かったら、とっくに命を落としている。すべて、へっぽこな身体を守るための機能だ。
これほど、自分の為に頑張っているのに。
症状は嫌われ者だ。
「痛みさえなければ」
「なんで熱が上がるんだ」
「咳のせいで息が苦しい」
症状が出なければもっとひどいことになるのに。文句ばかりを投げつけられている。薬の使い過ぎで命の攻防の邪魔をされたりもする。それでも、苦情を伝えることもなく命が尽きる日まで黙々と働き続けている。
報われない。
せめて、私ぐらいは感謝をしよう。
症状さん、いつも心身をも守ってくれてありがとう。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
痛みに鈍感な人の寿命は短い。
それは、
災害警報のない地域のようなものだ。
危険は早く気づくほど、助かる可能性があがる。
痛みを感じない人は、警報アラームがないのだ。
命を失いやすいのも不思議でない。
自己紹介でもある記事
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