頑張っている人の言葉がズレている
2020年9月25日 自宅
言葉と中身が一致する。
そういう例があまりない。
嬉しいことに、たまに投降した文章への感想を頂く。本日も頂いたのだが、あかんパターンだ。これを放置するのはまずい。すぐに返信を送る。
「つらさは比べるもんじゃありません」
「自分の心身を最優先してくださいね」
ちょっと重苦しいエピソードを書くことが多いせいだろう。「うえたさんに比べたら、自分は甘いと感じました」「もっと頑張ろうと思いました」という言葉を頂くことが少なくない。あくまで、文章をわかりやすくする為に過去の体験を持ち出している。すごく頑張っている人にさらに頑張れと伝えたいのではない。
なんで、頑張っているのがわかるか?
頑張っていない人は、こんな風に思わない。
限界ギリギリ、ときには限界以上に頑張っている人ほど自己評価が厳しい。『甘い』『もっと頑張る』と心から思える人は頑張りすぎている場合が多い。こういう人たちに必要なのは努力を増やすことではない。もっと気をゆるめることだ。心身が限界なら、思い切って休みことだ。決して、負担を増やすことじゃない。
コメントの返信をしていると気づく。頑張っていない人ほど頑張っていることをアピールする。「自分はもっと苦しい体験をした」とか、「自分と比べて努力が足りない」とか、自分がトークを始める。話が長引くとややこしくなるので、強烈な過去エピソードを返信で叩きこむ。自らが劣勢だと感じると沈黙する。返信1回で済むので楽ちんだ。
真面目
優しい
我慢強い
頑張ると同じく、自分でアピールする人ほど中身が伴っていない場合が多い。そして、当てはまっている人は否定する。ちなみに、口だけで「もっと頑張る」を使う人を見かけると悲しい気持ちになる。明らかに否定の言葉を期待しているのが周りにバレバレだ。目の前で言われたら、「そうなんですか。もっとご活躍されるんですね」と私なら返す。日本語のあいまいさは素晴らしいと感じる一時だ。
自分を正確に評価するのは難しい。それを、「もっと頑張る」との感想を頂く度に感じる。私にできることは、今でも十分に頑張っている事を伝え、自分を大切にしてほしいとの言葉を贈るぐらいだ。
もっと、肩の力を抜いてほしい。
強く願っている。
頑張る人は、静止の言葉を贈っても頑張る。
頑張らない人は、激励の言葉を贈っても頑張らない。
人の性質とは、なかなか変わらないものだ。
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