書籍『独学大全』技法6<行動記録表>を試してみた
2020年9月29日 自宅
読んだら、試す。
読書を活かすコツだ。
3日かかった。
書籍『独学大全』を読み切るのに。
とても良い本だった。
なので、記憶がハッキリしているうちに再読する。
ただ、この本は独学法を紹介する本だ。読むだけではもったいない。気に入った本は最低でも3回は読み返す。通常は3回目が終わってから学んだことを実践する。だが、何事にも例外はある。問題集のように、読むだけよりも実践を交えながら読んだ方がいい本がある。書籍『独学大全』はそういうタイプだ。
すでに実践済みだった独学法は飛ばす。所持していた武器を磨き上げるのもいいが、せっかく使える武器が増えたのだ。新しいものを真っ先に使ってみたい。なので、技法6<行動記録表>を試してみた。
やり方は簡単、まず1日の予定を食事や睡眠なども含めて全部書く。次に実際の行動を分単位で書く。スマートフォンを休憩時間にポチポチするような、5分ぐらいの行動でも書く。そして、予定と実際の行動を比べることで時間の使い方を見直すデータを得る。
現在10時、開始するには遅い時間だ。理想は、前日に予定を作っておくことだろう。だが、これはお試しだ。目的は、自分の時間の使い方を分析することだ。足りないなら、明日もすればいい。というわけで、午後からの予定を書きこんでみた。実際の行動をすぐに書きこめるようにペンとメモ帳も用意済みだ。さて、どんな結果が出るか。
どん引きした。
えっ、そんなに偏ってたの。
パートナーが口うるさく注意するはずだ。
文章を読んでいる時間で1日が埋まっている。自分が思っているより読んでいた。食事の時間もゲームの時間も読んでいる。仕方がないのだ。食事に集中すると量が入らない。だから、ながら食いをよくする。ゲームのロード時間にイラっとするので、つい文章を読んでしまう。そんなこんなで、意識がある限り読んでいると言っていいほど活字が生活のほとんどを占めていた。これだと、しんどくて眠れない日の活字タイムは20時間オーバーは確実だ。ひどいとしか言いようがない。
自分の認識とは当てにならない。
記録の大事さを痛感した。
私は読んで「いい!」と感じた内容は必ず実行する。やってみないとわからない。そういう物事は数多くある。ほとんどは想像通りにはならない。うまくいかないことが多数、うまくいってもいくつか改善点が見つかる。100読よりも1行、両方やればなお良しだ。
書籍『独学大全』には、知らなかった独学法がたくさんある。
他の技法を試すのが楽しみになった。
技法6だけでも、自分の誤りに気づけたのだから。
どれほど自転車に詳しくても、
練習もせずに乗りこなすことはできない。
頭でわかると、体でわかるは違うのだ。
自己紹介でもある記事
↓ ランキングに参加中です。