これ、ひどい症状だったの?
2020年10月11日 自宅
えっ、そこまでなの。
予想外の反応に驚いた。
固形物が食べられるようになった!!!
とても嬉しかったので、
ニカニカと浮かれながら、
体調が良くなりましたと投稿したら、
「大丈夫なんですか」
「体を大事にしてくださいね」
「ご快癒を近くの神社で祈りました」
心温まるメッセージをいくつも頂いた。優しい言葉の数々にちょっとウルッとした。同時に、やらかした~と反省した。いや、そんなご心配をおかけする気はなかったのだ。
固形物を食べられない。
今回のように、長期間ずっと受けつけないのはめったにないが。数日、食べられない程度はよくある。コーヒーが入ったカップがテーブルから落ちて、足にぶつかり服も汚れた。こんな風に、日常生活でふいに起こる事故のようなものだ。野菜ジュースやショウガ湯などの栄養価が高い飲み物で生命維持していたことも書いていないのに。
「ごめん、今は食べるの無理」
私がよく言うセリフだ。それを聞くと家族は温かい飲み物を用意してくれる。ドタバタ動揺したりはしない。私の体調不良に慣れ切っている。
「体調が悪くて、あまり食べられません」
どの医師も目線は厳しくなるが、薬を増やされることもない。ひどくなったら点滴でとは言われるが、今のところ実行に移されたことはない。現状維持で診察が終わる。特に騒がれることはない。
そうか。
固形物が食べられない。
世間一般では、ひどい症状なのか。
自分も含めて、
異常な状況に周囲が慣れているだけだった。
そう言えば、1日3回の食事をとるのが基本だった。その基本が体調不良で崩れている。しかも、何か月も継続して。うん、よく考えなくても軽い症状じゃない。食べられないのが日常に組み込まれていたので、異常であることがすっぽ抜けていた。
いかん、いかん。
ここ最近は、1ヶ月の外出が3日を越えない生活をしていた。インターネットも体力が無さ過ぎて、他者との交流が以前よりも減っていた。結果、世間との感覚ズレが知らぬ間に広がってしまった。
なお、感覚ズレの修正は簡単だ。世間一般の環境に飛び込めばいい。私は貧弱体質なので、健康な人が多い場所に行けばいい。ニコニコ聞き役をしていれば、普通の人の体調不良がどれぐらいかは自然と理解できる。他の分野も同じようにズレを埋められる。まったく日常では接点のない集まりに参加するだけで。自分の常識はそこそこ崩せる。
なのだが。
現状は感染症の流行中、体調は医師に自宅療養を勧められるレベルだ。日常から離れる余地がどこにもない。感覚ズレは無意識が司る範囲だ。気をつけるぐらいで修正できれば苦労しない。
突拍子もない発言で、
ご心配をかけないように。
今度からは情報を小出しにしよう。
感覚ズレが修正できない。
そんな私がとれる手段はこれぐらいだ。
世間基準は、難しいな。
淡水魚にとって、水は淡水
海洋魚にとって、水は塩水
水の違いを味わえるのは、
両方に生息する鮭のような魚だけだ。
自己紹介でもある記事
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