通院のメリット(栄養補給編)
2020年10月13日 自宅
専門家のアドバイス
これほど、相手によって価値が変わるものもない。
本日は精神科に通院の日、先月は体調不良で休んだので2か月ぶりだ。その間に、また病院の感染症対策がレベルアップしていた。看護師さんの体温チェックが機械での自動計測に変わり、待合室の椅子の数も減っていた。椅子は減っているのに、なぜか距離を空けるため、椅子に座っているぬいぐるみの数が増えていた。なごむ。
いい病院に通えている。その事実に嬉しくなる。誤診と過剰な薬物投与に疑いの目のスパイスを何度も味わった。叔父も変な亡くなり方をした。そういう記憶がある生き物にとって、信用できる病院というのは存在してくれるだけで心が休まるのだ。
そして、診察である。今日はビタミンDについて教わった。どうやら、私のへっぽこな身体が良くなる可能性があるそうだ。新型コロナウイルスの症状に効果がある可能性もあるらしい。主治医および看護師さんも飲んでいるメーカーを教えてもらった。問題だらけの身体なので、サプリの商品ページに掲載されることのない貧弱体質向けのビタミンDの飲み方も教わった。初診日に紹介された本もそうだったが。主治医が紹介してくれるものは常にお財布に優しい。良い先生である。病院で高額商品を幾度も勧められた体験があるゆえ、その優しさに心が打たれる。
主治医の素晴らしい点は優しさだけじゃない。最新の医療情報も抑えているところだ。新型コロナウイルスにビタミンDが効果的かもしれない。少なくとも、ビタミンDが足りない人は症状の激しさがビタミンDが足りている人よりもひどかったデータがある。そういう論文が英語で発表されていた。それを知ってはいたが。なにせ、英語力に乏しいので自動翻訳が合っているかどうか。大丈夫と自信をもって言い切れない。専門用語の嵐なので、文書内容の理解が間違っているかもしれない。とりあえず、情報のひとつとして頭に書き留めておいた。それが、主治医の言葉で事実と確認できた。同時に、主治医が英語の論文情報にも目を通していることもわかった。
当然の話だが、「最新論文にも目を通しておられるのですね」なんて口にはしない。自分の専門分野に熱意を持っている方には侮辱になる。日本人に「日本語が上手だね」と言うようなものだ。心の中で主治医への信用を高めるだけである。
今回も実り多き時間だった。
感謝の言葉を伝えながら、診察室を去った。
専門家のアドバイスは心強い。素人には手に入らない情報や理解できない物事をわかりやすく教えてくれる。けれども、すべての専門家が信用できるわけではない。自身が得するために、詐欺まがいな情報を伝えてくる専門家は世の中にはたくさんいる。だからこそ、どれだけ信用できる専門家を知っているかが人生の質を分ける。特に医療分野は命に係わる。そのうえ、命だけでは収まらない。
叔父の不審死をきっかけに、財産トラブルで流血寸前のお葬式だの、両親の離婚で貧困生活だの、信用する相手を間違えた血縁のツケを払わされた。19歳で司法書士事務所で判をついた。その瞬間まで人生を振り回された私は、信用できる専門家の大切が身に沁みている。忘れようにもトラウマが忘れさせない。無意識に相手が信用できるかチェックをしてしまう。
疑り深くって申し訳ありません。
けれども、その誠意にいつも心を救われています。
主治医には、とても伝えられない想いだ。
問題が起こった。
そのタイミングで
専門家を探すのでは遅すぎる。
良い専門家は
問題が起こる前に、その芽を刈り取る。
そして、
質の悪い専門家は騙しやすい依頼者を探している。
問題で冷静さを失った依頼者
これほど、
騙しやすい相手もいないだろ?
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