歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

【歩くリトマス試験紙の反応記録】休憩時間はテスト&宿題

休憩時間はテスト&宿題

 

2020年10月15日 自宅

 

なにもしない。

 

そういう時間が苦手だ。

 

 

 「あんた、よく疲れないな」

 

パートナーがあきれ顔で言った。なんのことかよくわからない。どういう意味かと尋ねてみたら、「体がしんどいなら、大人しく寝とけ」と言われた。これを先の言葉と合わせて翻訳すると、『体調が悪いのだから、読書やゲームをせずに寝なさい。私はとても心配しています』となる。相変わらず、言葉が足りない人である。お気持ちは嬉しいが、心身のバランスが崩れるので「何かに熱中している方が感じる痛みが楽になるので、生活態度は変えない。ありがとう」と返しておいた。

 

横になっているだけだと、体の苦痛が鮮明になる。

だから、起きている限り空白時間は作らない。

 

パートナーに説明した内容、実はすべてではない。もうひとつ、語っていない訳がある。むしろ、寝ている時と食事時を除いて休まないのはコチラの影響が大きい。身についた習慣というのは、なかなか抜けないのだ。

 

学生時代の行動

 

小学生、中学生の時は1か月単位で学校を休んでいた。前回の登校が2か月前なってことも珍しくなかった。そんな私の机の中は、休んでいる間に行われた試験用紙でいっぱいだった。その試験用紙をどうしていたか。授業の合間の15分休憩で主に片づけていた。母の看病があるので放課後に残る時間はない。先生の黙認の下、ひっそりと授業中も試験問題を解いていた。試験用紙が無くなったら、次は提出が義務づけられている宿題である。母がいつ発作で暴れだすかわからないので、家で宿題をするスキはなかった。夏・冬の長期休みの宿題以外はすべて校内で終わらせた。当時の私にとって、学校の休憩時間は友人と話す時間でも、頭を休ませる時間でもない。やるべき作業を効率よく済ませる時間だった。

 

面白いもので、試験や宿題をしている間はイジメが酷い時期も暴力を受けることが少なかった。もしかしたら、集中していて気づかなかっただけで殴られていた可能性はあるが。人生の修羅場で頭がいっぱいだったので、体にアザが残る程度はなんとも思わなかった。ハッキリ言えば、うざいの一言だ。この何をしても反応が薄い態度がイジメを悪化させたのかもしれない。今の私なら涙を流すぐらいはするだろう。泣くぐらいは、ちょいと思いこめばたやすい。ただ、この方法はうまくいけば相手が満足して収まるが、調子に乗ってさらに攻撃がひどくなる場合もある。さじ加減が面倒なのだ。そう考えると、相手の行動に反応しない対応は正解だった気がする。どうせ、何をしたところで学校全体でもみ消される状況だったのだから。

 

そんな生活を10年以上も続けたのだ。こまめに休憩しない癖がついてしまった。何もしていないと、短気さも手伝ってイライラしてくる。どうにも心が落ち着かない。だから、人生が穏やかになってきた高校生の時も休憩時間に休憩をしなかった。宿題をするか、読書をしていた。友人と過ごすときも何気ない話をする時間はほとんどなく、休んでいる間の授業のノートを写させてもらうか、友人が苦手な宿題のフォローをするなどしっかりと目的があった。なんとなく過ごす時間が耐えられない生き物になっていた。

 

この休憩しない習慣が現在も続いている。習慣というのは、若い時に身についたものほど無くすのが難しい。しかも、10年以上も途切れることなく続いている。身体のしんどさや痛みを軽くしてくれる効果もある。体調が安定しにくいデメリットはあるが、鎮痛剤や胃薬が少なめで済むメリットと相殺できる。なにより、読書とゲームの時間が確保できる。この習慣をやめる理由が私にはない。

 

体はだら~だら~

頭はフル稼働

 

体はコタツに入った猫のようにほとんど動かないが、頭は時計のように意識という電池がある限り動き続ける。頭を休ませるのは睡眠と食事の時ぐらい、これが私にとってはベストなのだ。文章も読めないほどツライ時は寝てしまう。心配してくれるパートナーには申し訳ないが。こまめな休憩は私には合わないのだ。

 

効率の良い休憩の本はたくさん出版されている。いくつか読んだことがあるが、基本路線は私の生活態度とは真逆だ。活用できそうな部分は取り入れたが、あとは「そんな考え方や研究データがあるんだね」で終いだ。休憩時間だって、味の好みと同じくらい個人差がある。昼寝を長めにしたって、45分ごとに5分の休憩をとらなくても、6時間ぶっ続けで作業したっていいじゃないか。大事なのは自分の感覚である。最高のパフォーマンスを出せる方法、これは自分で作り上げるものだ。

 

他者の紹介する方法は、どこまでも参考資料だ。

どれほど理解されなくても、自分がやりやすい方法を選べばいい。

 

今日も私は、パートナーの小言をスルーする。

体調を心配してくれる気持ちへの感謝だけは忘れずに。

 

 

学校や職場の休憩時間の多くは、

科学的な研究をもとに決められている。

 

だが、

 

その休憩時間が

自分に合うかどうかは別の話だ。 

 

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自己紹介でもある記事

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