新しいゲームに時代の変化をみる
2021年2月12日 自宅
なるほど。
そう、来るのか。
まったくもって体調が良くならない。お布団の中がメインな生活が半年以上も続いている。慣れているとはいえ、さすがに気が沈んできた。なので、ちょっと起爆剤を生活にツッコんだ。
スマホアプリ『ツイステッドワンダーランド』(ゲーム)
去年の夏ごろから、二次創作でよく見かける名だ。最初じわっと、ある日を境に作品数が急増した。そして、ニコニコ動画のMMDという3Dを使った動画タグで、新規投稿キャラランキングでゲーム『刀剣乱舞』を追い抜いた。この流行は本物だ。しかも、提供がディズニーだ。二次創作を許さないで厳しかったディズニーが、取り締まるどころか「もっとやれ」のノリで宣伝している。いろんな意味で気になりすぎる。
どうせ、
今の私は椅子に座ることも満足にできない。
ちょいと、試してみるか。
病人につらいゲームなら、
すぐにアンインストールすればいい。
気楽なノリでダウンロードした。
優しいな~。
こんなにレベル上げが楽なゲームは初めてだ。現代の忙しい女性の状況をよくわかっている。なにより、キャラ設定が絶妙だ。ゲーム『刀剣乱舞』と同じく、ギャップの宝庫である。というか、ストーリーがタイトル通り(ツイステッド)ひねくれている。『眠りの森の美女』を『マレフィセント』にするように人気のストーリを改変、女性向けに全力投球するためか登場人物全員を男性にするとか。どこまでもスキが無い。
ストーリーが重い。
悪役が主人公になる。
問題が解決するとは限らない。
夢の国が、現実を突きつけてくる。
『甘い夢を信じていちゃ生きていけない』
現代女性の厳しい生活に疲れた心にぶっ刺さる内容である。あのディズニーが、真正面から自分たちが描いたハッピーエンドを否定してくるとは。時代の変化というのはすごいものだ。
ゲームが好きなのは、こういう所もだ。
ゲームというのは、その時代の人間好みをクッキリと映し出す。ゲームが描くストーリも、ゲームを攻略する楽しさを愛している。そのうえ、流行の変化までつかめるのだ。これだから、ゲームはやめられない。
幸いなことに、ツイステッドワンダーランドはへっぽこ体力な私でも遊べるゲームだった。ゲーム『刀剣乱舞』と同時に楽しめそうだ。タイミングよくタッチするリズムゲームはちょっと苦戦したが。汗で持ち手が滑るほど格闘ゲームでボタンを連打した経験が残っていたのでなんとかなった。身体に沁みついた技術というのは10年経っても抜けないものなんだな。
そんな風に熱中していたら。
グダグダしていた気持ちがスッキリしていた。
目的、達成である。
遊びは流行の最前線だ。
どれほど苦しい時代であっても、それは変わらない。
自己紹介でもある記事
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