歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

【病院スクランブル】凸凹だけはチーム霧散

 凸凹だけはチーム霧散

 

2019年4月19日 自宅

 

ベッドに身体を横たえながら、映画『キングダム』を思い返す。脇役のおっさんがいい味を出してたな。「これから頑張るぞ」なエンディングまでたどり着けた。それは、おっさんの皆がメインキャラ3人の動きを助けたり、補給をしていたおかげだ。異能だけだと、準備不足で力及ばずの展開だっただろう。バックアップ人材は必要だ。

 

バランスタイプだけのチームは、大きな成果が出せない。しかし個性のかたまりだけだと、チームにならない。意見の衝突が収まらず、解散するだけだ。チームには個性の強いタイプとバランスタイプの両方が必要だ。

 

映画『キングダム』でのバランスタイプの代表は”昌文君(しょうぶんくん)”だ。人員を集め、逃走経路を考え、資材を調達する。”昌文君(しょうぶんくん)”の手配りがなかったら、情勢をひっくり返すチャンスすらなかっただろう。メインキャラの3人は、人を惹きつけることはできても万全の支援ができたとは思えない。

 

才気あふれるタイプが、よく持っている思考の癖がある。「できないことが、わからない」呼吸をするように当たり前にできるので、できない人の気持ちがわからないのだ。そして、優秀な人は一般人より少ない。2者の間をつなぐ人物が必要だ。バランスタイプは、ゴールまでの障害物をどけ、走りやすいように道を整える存在だ。組織運営には欠かせない。

 

バランスタイプは目立たないので評価されにくい。本人がチームから去ってから価値がわかる。チームが崩壊してから、残ったメンバーが後悔するパターンが多い。そうなる前に、目に見える成果がなくても評価されるシステムが必要だ。トップの”贏政(えいせいい)”が家臣の”昌文君(しょうぶんくん)”を忠臣と褒め称えたように。

 

油と酢は卵のおかげで、分離せずマヨネーズとなる。

 

<<2019年4月20日に続く>>

映画「キングダム」オリジナル・サウンドトラック

映画「キングダム」オリジナル・サウンドトラック

 

 

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