歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったり生きる』

『病院スクランブル』第3回 覚悟

 

第3回 覚悟

 

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2019年2月26日 精神科

 

T先生は鉄分の錠剤の副作用について、丁寧に説明してくれた。

危険はあるが、ぜひ飲んでほしいという想いがみえた。

 

その静かな熱意を感じさせる姿に

初診日のある場面がよみがえってきた。

 

2月12日

診察室から出る寸前、T先生に私の考えを伝えた。

 

「先生、安心してください」

「?」

「私はわかっていますから、幸せは気づくものだって」

「そして人生は自分の足で歩くしかないって」

「!」

「自立の大切さがわかっているなら、絶対に良くなりますよ。

 しっかりサポートしていきますね」

 

T先生はとても明るい表情で、嬉しそうに励ましてくれた。

 

心の病を持った人を助けようと、一生懸命な先生だ。

薬の副作用も、ごまかすことなく正確に伝えてくれている。

 

正直、副作用は恐ろしい。

 

食品やぬり薬の添加物でも

合わないときは30分でじんましんが出るほど、私の身体は敏感だ。

38度以上の熱が出ることもある。

傷薬のオロナインですら、肌が荒れるので使えない。

 

だが素人の私が見ても

血液検査の結果は早く鉄分を補給しないと

いつ倒れてもおかしくないと出ている。

 

私はT先生を信用して、鉄分の錠剤を飲むことを決めた。

もちろんビタミンB群の錠剤も飲むことにした。

 

副作用がでない、と思っているわけではない。

 

副作用が出たとしても

鉄分の錠剤とビタミンB群の錠剤を

飲んだほうがいいと感じたのだ。

 

小さなころから痛いのも、かゆいのも、苦しいのも

我慢するのはなれている。

 

私にとって苦痛を我慢するのは

息を吸うのと同じくらい自然な行為だ。

 

身体を治すために、苦しみに耐える覚悟を決めた。

 

薬を飲むと伝えると、T先生の顔にほっとした表情が浮かんだ。

 

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