歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

『病院スクランブル』 第25回 状況

 

第25回 状況

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2019年3月1日 病院に向かう道

 

診療所の中は広々としていた。

 

座りやすそうなソファ

並べられた本やパンフレット

奥に見える医療器材の数々

 

入り口の狭さはなんだったのか

京都の間口並みのフェイントだった。

 

受付も清潔感がある。

親切そうなお姉さんが2人いる。

 

この病院は余裕があるんだな

 

病院全体に

「うちは中身で勝負だ」

という雰囲気が漂っていた。

 

 

驚きはこれだけではなかった。


M先生は

穏やかで明るい先生だった。

 

36年分の説明を

嫌な顔をすることなく聞いてくれた。

免疫異常についても詳しかった。

 

ぜんそくがひどかったので

まずはレントゲンを撮った。

 

驚いた

 

診察室での説明が3D画像だった。

 

色ありの3D画像を示し

肺に異常がないことを

丁寧に説明してくれた。

 

その後、脈拍がおかしいので

大病院への紹介状を用意してくれた。

 

また驚いた

 

紹介先候補を6件以上も伝えられた。

しかも予約まで完璧だった。

 

私は驚きと感謝を抱えながら

家に帰った。



家に帰ってすぐに

PCの電源を入れた。

 

M先生はどんな人なんだ

気になって仕方がない

 

この時はスマホを持っておらず

ガラケーだったのだ。

 

調べ物は家にいないとできない。

 

今までは

寝たきりと言う名のひきこもり

 

スマホいらない

通信料高い

 

こんな考えだったが

ひっくり返った。

 

気になることを

その場で調べられる。

なんて素晴らしいのだろう。

 

状況が変われば

考え方も変わる

 

それを思い知った日になった。

 

 

検索の結果は

予想通りでもあり、予想外でもあった。

 

M先生はただものではなかった。

 

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