歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったり生きる』

『病院スクランブル』 ドロドロ感情は、利用されやすい

ドロドロ感情は、利用されやすい

 

2019年3月30日 自宅

 

体中が痛い。今週は動きすぎた。両足が1日中、ぐにゃぐにゃ地面の上のように不安定だった。こういう日は、寝る一択である。やりたいことが次々と浮かぶ中、じっと待機する。思うようにならない自分自身にいらだつが、これも共感力の強化訓練である。

 

悲しみ、怒り、憎しみ、ドロドロと煮詰まった苦しみの感情を噛み砕いた経験がないと、どうしても言葉が軽くなる。名作と言われる物語、聞いた人の心を打つスピーチ、何度も繰り返し流される歌、その中に負の感情が語られていない作品はない。

 

負の感情は、危険を教えてくれる大事な信号である。負の感情に強烈に反応するのは、人間の宿命である。原始時代に危険にさらされた先祖の記憶が、遺伝子にこびりついている。逃れられる人はいない。

 

それだけ本能にガッチリ紐づけされている感情だからこそ、共感も生まれやすい。喜ばしい感情よりも、不快な感情は同意を得やすい。ツイッターなどで拡散されやすい話題に悪いニュースが多いのも、ここから来ている。感情を燃え上がらせて広げていく、『炎上』という言葉そのものだ。

 

オレオレ詐欺などのだましテクニックも、負の感情を高めるのが基本である。「~すれば良いことありますよ」よりも「~しないと危険ですよ」の方が、サクッと相手の心に刺さる。苦痛を避けるのは、生き物の本能だ。だからこそ、利用されやすい。

 

不安を煽るモノは、いつも警戒する。本も例外ではない。むしろ大好きな存在だからこそ、入念に警戒する。好きの感情は、バリアのレベルを下げてしまうからだ。

 

負の感情と好きなもの、この組み合わせが最も危険である。

 

<<2019年3月31日に続く>>

 

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